「タコ」は、重たい鏡やガラスを運ぶ優秀なパートナー
おーい!タコ!
現場デビューを飾った日、鏡の交換作業中に
義父に放たれた衝撃の言葉でした。
・・・ん? タコ?
何か間違えてしまった?!
初日とはいえ、お客様に関係ないからミスは許されない
私は一体何を間違えてしまったのだろう。。
でも、お客様にも聞こえるような大きな声で私を「タコ」呼ばわりするなんて
ちょっとお義父さん酷いな〜と内心ベソをかいていたのですが、
まごついていた私を横目に、義父は笑いながら何かを取り出しました。
タコの正体
ガラス用の吸盤器
鏡やガラスを手で持ち運べない大きさや重さがある時に使う、立派な工具です。
確かに吸盤ついているし、タコしか言いようがないですよね。
この日は無事に作業を終えることができました。
この工具を見る度に、当時の記憶が懐かしく蘇ります。
タコの仕事先
この工具は、鏡ガラスの他にも鉄板やステンレス、レンガなど
手持ちでは難しい大型の運搬に幅広く使用されています。
街中で建設や工事をしている職人さんが
「おーいタコ!」と言っているのを聞いたら、
この工具の話をしているのだなと、あたたかい心で受止めて下さい。
「このタコ!」と言っていたら、、、、?
良い職人になるための叱咤だと、あたたかく見守りましょう(笑)