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あやしい絵展

3回目の緊急事態宣言の前夜、東京国立近代美術館の「あやしい絵」展に駆け込む(明日から臨時休館とあって夜間まで随分混んでいました)。

ここの企画展はいつも切口が斬新。退廃的・耽美的・妖艶・神秘的・浪漫的な絵を「あやしい絵」と称して集めたとのこと。初めて知った大正時代の日本画家、甲斐庄楠音(かいのしょうただおと)の≪畜生塚≫なんぞ妙に宗教性を感じて確かにあやしい絵。

「あやしい絵」と言われると全部あやしく見えてくるから不思議ですね。絵に限らず、全ての物事、先入観やらバイアスを持って見ていないか、そんな反省をしてみたくもなる展覧会でした。

5月16日まで竹橋の東京国立近代美術館にて。