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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

三ヶ月遅れで国立西洋美術館で始まったロンドン・ナショナル・ギャラリー展は何とも贅沢な展覧会。

日時指定制となって入場者数が制限される中、フェルメールの≪ヴァージナルの前に座る若い女性≫や、ゴッホの≪ひまわり≫などの名品を、時に独り占め出来るぐらいの距離で楽しむことが出来る。

個人的には、好きなセザンヌ(構図に絶妙のバランスを感じる≪プロヴァンスの丘≫と≪ロザリオを持つ老女≫の2点)や、初めて見る画家、例えばサヴォルド(シルバーの色使いが素晴らしい≪マグダラのマリア≫)を楽しんだ。

海外旅行もキャンセルした今年の夏、この展覧会が格好のAlternative になってくれたようだ。