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【開発哲学3_33】〜『CODE COMPLETE第2版 第33章(下巻)』の感想〜個人の資質
感想
お!
やっとプログラマの三大美德のひとつ
怠惰
が出てきたね。
でも
エンジニアは、忙しいお客さんの作業を面倒を減らすのが仕事だし、それが(マクロも含めた)プログラミングの醍醐味。
と書いてるとおり、
忙しいお客さんの作業を面倒を減らす
👉「この作業、単純だし面倒くせーな」→「じゃあツールでやっちゃおう」
とみんな思うんだけど、
非プログラマさんはそれができないから、プログラマを雇うのに、、、。
目先の作業を面倒くさがることが、新しい機能を見つける機会になる。
経験
のところで書いてる
「1年で学べることだけ学んでそれを10年繰り返してるだけなのと、常に新しいことを取り入れて学びながら、10年やっているプログラマは全然違う」
は正に!と納得。
そんなプログラマさんにあまり会ったことがないし。経験年数の長いプログラマさんほど、
で、やったことがない要求からは、
「私クラス」とか「俺レベル」を連発して逃げたがる。
ま、だから新しい発想が生まれないし、学びの機会を失くすんだけどね💦
習慣
のところに書いてる例が、フロー状態を端的に表してて面白い。
詳細
見出しとしては、
個人の資質は話題からずれているか
知性と謙虚さ
好奇心
知的な誠実さ
コミュニケーションとコラボレーション
創造性と規律
怠惰
気にするほどのことはない資質
習慣
参考資料
まとめ
てな感じ。
自分が優秀であると証明したいプログラマほど
自分の脳のワーキングメモリを課題に評価したがるし、
熱意や情熱を武器に、奮闘と多忙をアピールし、
徹夜が大好きで、
何かミスが発覚すると、自分を必要以上に弁護したがる。
そんなもの、人と比較せず、他人の評価を気にしなければ良いだけの話。
いくら人と比較して、競争して、他人の評価を気にしたところで、
正確なロジックで読みやすいコードが組めなければ、システムは動かない。
30年くらいプログラマしてる知り合いも
『「若い時、夢の中までコードを書いてるくらい奮闘して、何日か徹夜してる時に、これは完璧なコードだと書いたコードを、夢も見ないくらい疲れ切って、ぐっすり眠って翌朝見返すとなんでこんなバグだらけのコードを俺は完璧って思って書いたんだ。」
て泣きそうになった経験があるから、
それ以降、徹夜しないようにしてるし、ある程度煮詰まったら離れる。』
と言っていた。
てか、こちらからしたら元々趣味が高じて独学でいつの間にか仕事になってただけで、別にプログラミングのマニアでもないし、煮詰まったら、疲れるだけだから、考え込むより他のジャンルで読みたい本読んだり、散歩したりに決まってんじゃん。
プログラミングなんて所詮、人の生活をより便利に豊かにするために生み出されたツールなだけなのに、そのツールに振り回されるほどの価値はない。
まとめ
💃道具は人が使うためのもので、道具に人が使われたら終わり🕺
プログラミングは、趣味で独学で入るくらいが丁度良い。
結局は、
「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」(孔子)
ホントに凄いなと思う人は、
未知の要求に遭遇したときに、それまで経験を捨て去れる人
何年経験積もうが、未知なモノに遭遇したら、
誰でも初心者
何をもって初心者、上級者とか言ってんのか
知る気もないが、
まだまだ修行が足りませぬ〜〜〜
経験は陳腐化する
だからこそテクノロジの波(第4章)を知る
参考文献
脳のワーキングメモリ
については、こちら。
ま、これがわかっていない人ほど、
プログラミングに限らず、他の分野の仕事でも、受験勉強でも、英語学習でも、
タスクを許容量以上に増やして、
記憶力ゲーム
にいつの間にかなってるよねえ。
フロー状態
についてはこちら。
前にも紹介した本で、字は小さく、分厚いけど、
身の回りのわかりやすい例をたくさん示してくれてて、面白い。
システム屋が読んでも、
フィードバックとフィードフォワード
のところなんか秀逸✨
手前ミソだけど
プログラミング上達のコツは、
なんかや
でも有料で公開してるから、
興味があったら参考にしてみて〜〜〜〜〜🕺
いよいよ、
コードコンプリートも残り2章。
プログラマの三大美徳は出てこなければ、
最後の「ちょいとブレイク」で書くかな💦💦💦💦