【まったり経営学42】『世界標準の経営理論』37〜アントレプレナーシップと経営理論〜異端児こそ愛せ。独立開業起業しなくてもアントレプレナーにはなれる。世間はそんなに厳しいものでも甘いものでもない。世間は世間。
さてと、2年前の感想から
見出しとしては
経営学で台頭するアントレプレナーシップ(entrepreneurship)領域
アントレプレナーシップとは何か
アントレプレナーシップの歴史
アントレプレナーシップの核心
ヒト・コト・カネのマトリックス
1ヒト:創業者、創業チーム・組織
コロラド大マシュー・ヘイワードの命題
パデュー大ジョン・マン・リー
2コト:事業機会
3カネ:ファイナンス
3カネ:ファイナンスの他の研究では、
新時代のアントレプレナーシップ領域
アントレプレナーシップの進出領域
(1)インターナショナル・アントレプレナーシップ(国際アントレ:多国籍企業に浸透)
(2)ソーシャル・アントレプレナーシップ(社会アントレ:従来のNPOを代替)
(3)インスティチューショナル・アントレプレナーシップ(制度アントレ:政府機関を 代替)
(4)イントラプレナーシップ(大企業アントレ:大企業に浸透)
様々な領域に進出し始めたアントレプレナーシップ
事業機会は見つけるものか、作り出すものか
事業機会の発見型と創造型の違い
一見不毛な争いに見えるが
事業機会の発見型と創造型の手法
起業家は、本当に育てられるか
トップ起業家との対話
代表的な3つの視点 ❶ビッグ・ファイブ
代表的な3つの視点 ❷アントレプレナーシップ・オリエンテーション
代表的な3つの視点 ❸イノベーティブ・アントレプレナーの思考パターン
てな感じかな🤔
ポイント
関連記事
参考文献
前回の記事で最後に書いたけど、まあ、
起業家に向いてる人とそれ以外に向いてる人の思考の違いみたいなものが学べて面白い。
まあ、さすがアメリカって感じで税金に対する考え方も日本とは違うなあ
って感じだったなあ🤔
今回の感想
ま、いつも言ってることだけど
イノベーションなんて起こそうと思って起こせるものではないし
起こそうと思ってなくても、目先に自分の業務とか環境を日々改善させようと思って行動してると勝手にイノベーションは起こせてるもんなんだよね。
育成方法も何も、
この本で、第13章あたりだっけか?
イノベーションは常に辺境からやってくる
と同様に、
アントレプレナーも(既存の認識の)圏外からやってくる
ものだから、変にこねくり回した言葉とか理念とかでトップがどうにかするより、
「やってみて、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」(山本五十六)でやるしかない
と思うけどね🤔
大企業なんかが求めてる本当の企業内アントレプレナーってまず、
あなたの考え方とか組織内のやり方を
真っ向から面と向かって大きな声で否定して、
違う別のやり方を次の瞬間から組織内で実践できてる人
だからね。
まあ、でも最後のイノベーティブ・アントレプレナーの思考パターンって
日本のアントレプレナーシップが強い人が大好きなスティーブ・ジョブズで言えば、
Think different
だし、ジェフ・ベゾスで言えば、
企業内カニバリズム
って感じで、SECIモデルならぬ、
QOEIサイクル
質問→観察→実践→知恵(レビューを活用)
って感じで、実はプラットフォーマー創業者が共通して昔から常にやってることだよね。
日本の企業でみたことないけど。
QOEIこそ真のアントレプレナーが、
学ばなくても最初から持って、
何なら子供の時から身につけて習慣づけてる習性
って感じで、
これを言われなくても繰り返しやってる人に、どこぞの大企業の社長とか企業人が、
これからはこういう人材が組織に必要だ
って程度で、
教えて身につくもんじゃないだろ😆
てか、
アントレプレナーシップが自分にないからこそ、アントレプレナーシップを求めてるだけでしょ。
その素質がない人に、組織を上げて取り組んでも、育成するとか学ばせるなんて無理無理。
空気を読んで、どっかの企業がすでにやってるようなサービスとか事業の会社を起こして、赤字採算で補填し続ける
くらいが関の山だって。
人から言われてとか、トレンドで憧れて
アントレプレナーとか意識してる時点で、
既にアントレプレナーではないね
まとめ
独立とか、起業とか、開業=アントレプレナーって憧れてるのは勝手なんだけど、自分が今いる組織とか起業でみんな困ってるとかおかしな風習、価値観といった目先の改善もできないで、そもそも
アントレプレナーシップがあると言えるのか?🤔
ま、そーゆー人ほど、
「組織や世間はそんなに甘くないんで。起業してからやります。」
みたいにゆーんだけどね😀
目先の改善も出来ないであれば、起業しても上手くいかないことが殆ど
なんだから、
起業なんてしない方がいいのに👀
そんなに目端がきいて組織内で器用に立ち回れるってことは、
👉組織の中でやるのが向いてるってことだよね。
第22章なんかで紹介した、
プロスペクト理論=そうなるとは限らない。やってみないと分からない
で、それでもやるのは勝手なんだけど、起業した当初(数ヶ月〜数年)って、軌道に乗ったり、自分に合った経営スタイルが見つかるまで、お金にならない、いくら働いても無収入とか、税金とか支払いで飛んでくってことが殆どだから、
まあ、そこまで全部理解していてそれでもやるなお好きにどうぞ
他の人の人生だからどーでもいいが
って感じなんだけどね👀
個人的には
アントレプレナーシップ=異端児精神
だし、イギリスの格言ではないけど、
異端児こそ愛せ
でないと変革なんて起きないんだけどね。レジティマシーと予定調和が大好きなこの国では、
アントレプレナーシップなんて育たないし、根付かない。
今のままではね
全ての異端児(少数派)の閃きとか探求を、既存の物差しとか常識(多数派)で否定して、踏襲するだけ
では、
新しいサービスも事業も生まれるわけがないし、
目先の業務すら改善するわけがない。
まずは、アントレプレナーの定義から、ちゃんと学び直さないとね
さてと、次回は
まあ今まで紹介してきた経営理論と一番、直結する
企業組織のあり方
について書かれた
について感想を書いてく〜〜〜〜🕺
キーワードは
「死ねないだけならば、ゾンビ化してるのと同じ」