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保護者勉強会


日本の衰退が如実になった現代、今のままの教育で良いとお考えですか?

”常識的に考えたら”その答えは明確なのですが、ソーシャルメディアでたくさんの情報が流れ込んでくる昨今、
そして留学も含めた多様な教育が選択肢としてある今、迷っても仕方がないように思います。

2月15日、22日(土)定例のGLI保護者勉強会を開催致しました。
募集開始後即日で定員に達するほど保護者の関心も高い内容で当日は熱心にメモを取って頂きました。

会の終了時に「今日の様なことは今まで考えたことがなかった」と言って頂きました。

第一部は教育方針が定まらない保護者へのアドバイスと題し、今日の教育や受験の変化について説明させて頂きました。
コロナ前後で世界は大きく変わりました。いや、本当は世界はすでに変わっていたのですが、日本としてやっと気づくことができたと言えます。
コロナは社会を止めました。しかしテクノロジーを活用すれば十分社会を動かすことができることに改めて気づきました。同時にテクノロジーは既に日本にいながらにして世界と十分関われることを実証しています。
好むと好まざるとに関わらず一気に日本は世界の舞台へと押し出されてしまったのです。テクノロジー化とグローバル化。ようやく本気で向き合わざるを得ない状況を迎えたのです。

しかし教育はどうでしょうか?
こうした時代にあってテスト型の教育を続けているのは先進国では日本だけです。

そもそも教育の目的とはなんなのか、時代のはざまで考えてみることをご提案致しました。すると今の教育が大きくその本質とズレていることがご理解頂けたと思います。そこにお金と子供の時間と労力を費やす意味と意義をぜひ保護者には改めて考えて欲しいと思います。

では何を鍛えたら良いのか、どう鍛えたら良いのかというアドバイスをさせて頂きました。これまで保護者以前の世代が受けて来なかった教育の形ですので、にわかに理解し難いと思いますが、国としても学校の中も少しづつ変わりつつあります。その変化を保護者もキャッチアップしてお子様の教育方針を定めていって欲しいと願います。

第二部はどうせ留学するならTOP校を目指そう。
第三部は経済的な理由で諦めない留学といいう内容でした。
実はこの3つのお話は全て1つのキーワードワードで説明できます。
それは現代の教育もTOPスクールへ進学するためにも、奨学金を得るためにも必要なことがあります。

それは社会に関わる意欲と能力です。
世界の人的評価は何点取れるか以上にここに移っているのです。
英語や評定のスコアーが多少低くても、将来何がしたいのか、入学後何を学びたいのかそれはこれまでのどんな学習活動の結果なのかという志望動機が野心的で、その活動を通して自分が得られた資質能力が入学を目指す学校に貢献できるレベルであるならば、合格や奨学金は得られるのです。
一にも二にも自ら学ぶ意欲があるのか?
学んで得た価値を社会へ還元する意志と力があるのか?
それらが評価されるのです。

だからこそ学習指導要領には探究学習と言う社会と関わる学習スタイルが盛り込まれたし、大学受験は推薦入試という志望動機型の入試が増えて来たのです。

学ぶとは何が目的なのか?
そこをしっかり理解して様々な教育の設計をしていかないと、的外れで効果薄な結果になりかねません。

保護者の学びの設計力が子供の未来を左右する。
そんなお話をさせて頂きました。