カーリースとはどんなサービス?メリット・デメリットや利用する場合の注意点をわかりやすく解説
「車を購入するか、カーリースどっちがいい?」
「カーリースのメリット・デメリットが知りたい」
このようにカーリースについて詳しく知りたい人はいませんか?
近年は、車を購入する以外にカーリースで車に乗る人が増えています。
車の購入やカーリースはとても大きな買い物なので、慎重に選びたいですよね。
しかし、カーリースがどんなサービスなのか、詳しくない人もいるかもしません。
そこで、カーリースがどんなサービスなのか、メリットやデメリット、注意点などをこのページでわかりやすく解説します。
このページを見れば、自分がカーリースを利用すべきかの判断ができますよ。
カーリースとは「車のサブスク」
カーリースとは、一言で言えば、「車のサブスク」です。
カーリースは、好きな車を契約期間中、月々定額でいつでもどこでも乗れるサービスになります。
特徴なのが、車にかかる税金や車検、メンテナンスも月々の定額に含まれていることですね。
毎月決まった額を払えば、車に乗ることができるので、とてもシンプルでわかりやすいサービスになっています。
また、車は新車や中古車など、自分の好きな車種を選びことができるので、マイカーに近い形で車に乗れます。
カーリースの仕組み
カーリースで乗る車は、所有者がカーリース会社、契約者が利用者になります。
所有者がカーリース会社でも、レンタカーとは違い、自由に車に乗れるのがカーリースです。
カーリースは、乗る車の車両価格から残価設定を引いた価格を契約月数で割った額が月額料金になる仕組みになっています。
(車両価格ー残価設定)÷ 契約月数 = 月額料金
このままではわかりにくので、実際に計算してみましょう。
例えば、車両価格が300万、残価設定が50万、契約月数が60ヶ月(5年)の場合です。
(300 - 60) ÷ 60 = 4
となるので、月額料金は4万円となります。
車両価格は、車両本体価格と以下のような車の維持費を合計した金額です。
・税金
・保険料
・車検代
そして、残価設定とは、カーリースで乗る車の契約が終わるときの市場価値です。
簡単にいうと、車の将来の価値ですね。
このように車両価格に残価価格を引いた額に、契約した月数を割った金額が月額料金になる仕組みがカーリースです。
カーリースのメリット
初期費用が必要ない
月々定額料金なので、急な出費がない
好きな車種に乗れる
初期費用が必要ない
カーリースは頭金などの初期費用が必要ありません。
車を乗り始めた、初月であっても月額料金の金額を払うだけで車に乗ることができます。
一方、車を購入する場合は、頭金や登録費用、税金などさまざまな初期費用が必要になります。
その点、カーリースは初期費用が必要のないので、お金がない人でも車に乗れますね。
月々定額料金なので、急な出費がない
カーリースを利用すると、車を持つことによる税金や車検の急な出費がありません。
カーリースの月額料金には、毎年の税金や車検代などの維持費が含まれています。
そのため、毎月の支払いが一定なので、お金の管理がしやすいです。
カーリースではなく、車を購入して持っていると、税金や車検で大きな金額を払わないといけません。
仮に1500ccを超えるコンパクトカーを持っていると、自動車税の場合は以下になります。
総排気量 1,500cc超2,000cc以下 36,000円
総務省 HPより
36,000円の出費があると、家計にかなり響きますよね。
その点、カーリースは急な出費がないので、助かりますね。
好きな車種に乗れる
カーリースで乗れる車の選択肢はとても多いです。
カーリース会社によっては、国産メーカーのすべての種類の全グレードから乗る車を選べます。
そして、カーリースで用意されている車は現行モデルの新車を選べるので、最新の機能が詰め込まれた車に乗れますよ。
例えば、2022年にマイナーチェンジしたHONDAのフィットもカーリースで乗ることができます。
自分が好きなメーカー・車種に乗ることができるのは、カーリースのメリットですね。
カーリースのデメリット
契約途中で解約・変更ができない
走行距離が決まっている
カスタマイズできない
契約途中で解約・変更ができない
カーリースは契約期間中に、契約の解約や変更することができません。
もし、解約すると違約金を取られてしまいます。
違約金の金額は、残りの契約の月額料金などを一括で払わないといけないので、高額になることが多いです。
「車を購入したくなったから、カーリースを解約したい」となっても簡単に解約ができないのがカーリースのデメリットになります。
走行距離が決まっている
カーリースでは、車の走行距離決めれています。
車の走行距離が決められている理由は、車を契約するときに、車の将来の価値が決められているからです。
先ほど、説明した残価価格ですね。
車の将来の価値が先に決められているので、車の価値に影響する走行距離も制限があるのです。
そのため、決められた走行距離をオーバーしてしまうと、追加料金が発生してしまいます。
走行距離を超えないように運転しなければならないので、走行距離が決められているのは、デメリットですね。
大きな傷や汚れがあると追加費用がかかる
カーリースで乗っていた車を返却するときに、大きな傷や汚れがあると追加費用を請求される場合があります。
カーリースの車は契約期間が終わって返却するときには、最初に借りたときの状態にしておかなければなりません。
なので、大きな傷や汚れがあると、修理費やクリーニング費が請求される可能性があります。
例えば、以下のような傷や汚れです。
バンパーの大きなへこみ
車内のコーヒーをこぼした汚れ
タバコの染みついた匂い
大きな傷や汚れがあると、追加費用がかかるのがカーリースのデメリットになります。
カーリースがおすすめな人・止めたほうがいい人
カーリースは月々定額で車に乗れるとても便利なサービスです。
しかし、カーリースには上で紹介したように、メリット・デメリットがあります。
そのため、カーリースがおすすめな人と止めたほうがいい人がいるので、紹介します。
カーリースがおすすめな人
初期費用にお金をかけたくなく人
毎月の支払いを安定させたい人
車の利用が近場な人
カーリースを止めたほうがいい人
車を自分の好きなように使いたい人
近場だけでなく、遠出もしたい人
自分で車をカスタマイズしたい人
車の購入・維持の資金がある人
カーリースを利用する場合の注意点
月額料金の設定は将来のことまで考える
契約内容の確認はしっかりとする
オプションプランも検討する
月額料金の設定は将来のことまで考える
カーリースを利用するときの月額料金は将来のことまで考えて、無理のない範囲で設定しましょう。
カーリースの契約期間中は、月額料金の変更はできません。
「今月から給料が下がってしまうから、月額料金を減らしてほしい」となってもです。
なので、最初にカーリースで契約するときに、先のことまで考えて、無理なく、払える月額料金を設定しましょう。
一人で決めずに誰かに相談することも大切です。
契約内容の確認はしっかりとする
カーリースを利用するときの契約内容は、しっかりと確認することは大事です。
例を挙げると、以下のことを確認する必要があります。
走行距離の制限はどのくらいか
追加費用がかかってしまう場合はどれか
残価の不安を理解したか
契約内容を確認して、理解していないと、大きな問題になってしまうことがあります。
契約内容の確認はしっかりとしましょう。
もし、契約内容でわからないことがあったら、積極的に確認することをおすすめします。
オプションプランも検討する
カーリースを利用する場合は、オプションプランも検討しましょう。
カーリース会社によって、さまざまなオプションプランがあります。
具体的には以下のようなオプションプランです。
メンテナンス付きプラン
契約後に車がもらえるプラン
走行距離無制限プラン
オプションプランによっては自分のメリットになる場合もあるので、オプションプランの検討も大事です。
オプションプランはカーリース会社によって違うので、比べることも必要かもしれませんね。
カーリースとはどんなサービス? まとめ
ここまで、カーリースについて詳しく解説しました。
いかがでしたか?
カーリースは、月々定額で車に乗れるメリットがある反面、契約の途中変更や解約ができないなどのデメリットもあります。
今、カーリースに興味がある人は、メリット・デメリットをよく理解して、利用するようにしましょう。
カーリースを検討している人は、こちらのページを参考にしてください。