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「生きる意味がない」と思って生きてきた全部が、生きる意味だった

前回の投稿が10月11日で、今日が2月10日だから、約4か月。
色々あって思い悩んで、やっと混沌から抜け出せそうな気がしている。
ずっと抱えてた生きづらさみたいなものから、やっと。

投稿も書かなかったんじゃなく、書けなかった。
気持ちや状況が目まぐるしく変わってると、自分を保つのに精いっぱい。
自分の感情に触れるのが怖くて、嫌で、向き合うこともできなかった。
それも、今になってわかること。
無意識に自分を感じることから逃げて、動画やネット見続けて、ずっと現実逃避してた。

10月末に、潜在意識のセッションを受けて、失っていた記憶を取り戻した。
20代前半から10年くらいの記憶。
壊れた結婚生活があまりに辛かったのか、記憶がほぼ無くなっていたんだけど、それが戻った。

今まで、思い出そうとしたら頭の中が空白になって、何かあるはずなのに何も出てこなくて何だか嫌な感じだったので、そこに鮮やかな光景が広がるのは嬉しくて仕方なかった。
また、忘れてしまうんじゃないかと、一日に何度も記憶を取り出して、その度にいろんな感情がこみ上げた。
同時に、その後の記憶があいまいになって、講師の人に
「本来の自分で自分の人生を生きたいのなら、始めは上手くできなくても、取り戻した自分でやりたいことをやってみて」
と、言われたので、そうだよな、と思った。

生きるのが楽しみになった。
これが本来の自分です、ここからが本当の人生です。
そう思うと、ワクワクした。
なのに、動悸や息が苦しくなる症状が出だした。

母の介護、家事、仕事でこの一年が目まぐるしかった。
ストレスがたまっていたのかも、と思った。
夫に話して、母の元に通う負担が少なくなるように、実家から近くのコーポに部屋を借りた。
ずっと考えていたけれど、怖くてできなかった夫との別居。
しばらく一人になりたかった。
一人になって、これからの人生を考えたかった。

11月末に引っ越し。
初めての朝は、目覚めてホッとした。
自分のために、自分の人生を生きるために、勇気を出した自分が誇らしいような、そんな気持ち。
これから、自分のために生きるんだ、と思った。

そうして、自分のための暮らしをしながら、今まで通り母の元に通っていた。
母の世話を焼きすぎないように、自分を無くさないように。
ちゃんとバランスもとってたはずなのに、また、母の一言でつまづいた。
「妹ちゃんは、いつも優しくしてくれるのに、なんで、○○(私)はお母さんを大切にしてくれんの?!」
妹より多く通って、色々してあげてるのに。
こんなにこんなにしてあげてるのに。
カッとなって、私も言い返したけど、ショックなのと母にキツイこと言ってしまった罪悪感で、そのあと何日も落ち込んだ。

落ち込んだ時は、言葉通り、暗い深い穴に落ちていくよう。
もういろんなことがどうでもいいし、このまま死んでもいいな、という気持ち。
私がしてあげていたことは、意味がなかった。
私は生きていても意味がない。
死ぬのはできないけど、生まれてこなかったらよかった。

暗い穴の中に一人ぼっちでいることは、死にそうに辛いんだけど、ああ、ほらまた結局ここに戻ってきた、と自嘲する感じ。
ここにいると、もうこれ以上誰にも傷つけられることはない、という安心感。

小さい頃の私は、いつも父の怒りのスイッチがどこにあるのかわからず、反応をうかがってたんだろう。
さっきまで笑っていた父が、急に鬼の形相になって、私をののしる。
たくさんの人の前で、笑いものにされて、恥ずかしいし悲しい。
本当は泣きたいし怒りたいのに、どうすることもできなくてヘラヘラしているしかなかった。
それをまた、ぼんやりしてとろいと言われる。
これ以上傷つかないように、私はどんどんぼんやりしていく。

現実と自分を切り離すことで、私は私の心を守ってきたから、つらい現実に直面した時に、いまだに私はその現実にどう対処していいのかわからない。
困惑したり、不安な状況になった時、緊張しながら、愛想笑いを浮かべる。
これ以上、状況が悪化しないように。
怖いことにならないように。

穴に閉じこもることも、心を切り離すことも、愛想笑いをしてやり過ごすことも、自分を守るために子供の頃に身につけた技で。
大人になった今は、違う選択肢が選べるのに。
ずっと同じことを繰り返してた。


先日受けた勉強会で、そのことに気づけた。
この4か月は、苦しかったけど、ここにたどり着くために必要だったんだろう。
そう思うと、生まれてきてからこれからのことも、全部意味があると言える。

私は生きていても意味がない、という苦しさが今までずっと根っこにあったけど、そう思いながら生きてきたことの全部が、私の生きる意味だった。

そう思うだけで、光がさしたようで力が湧く気がする。

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