いのっちの電話の話
最初に言っておきますが、タイトルは誤字ではありません。
朝の顔だった某ジャニーズさんとも関係はありません。
「いのちの電話」というものがありますよね。
悩んでいる人や苦しんでいる人の話を聞いてくれる、電話相談窓口です。
地域や団体によって、通話料がかかったり通話無料だったり、DVの悩み専門、未成年からの相談専門、などなど様々な種類があります。
もちろん、悩みの内容や住んでいる場所に関わらず、誰でもかけていいという窓口もあります。
ただ、問題があります。
いつ電話をしても、混んでいるのか、ほとんど繋がりません。
私も電話をしたことがありますが、一度も繋がったことがありません。
そこで、個人で「いのっちの電話」という活動をしている方がいらっしゃいます。
専門家ではないけれど、しんどい思いをしている人の話を聞きますよ、というものです。
精神疾患の当事者の方が多いようです。
今年の夏、まず「いのちの電話」にかけて繋がらなかった私は、「いのっちの電話」に電話をしてみました。
「いのっちの電話」の活動をいちばん最初に始めた人に電話をしてみたのですが、繋がらず。
そのとき繋がらなくても着信履歴からかけ直します、と説明には書かれていましたが、折り返しも来ませんでした。
コロナ禍で精神的に参る人が増え、どうやらパンク状態のようでした。
あと2人、同じ活動をしているとTwitterで投稿していた人にも電話してみましたが、そちらも繋がりませんでした。
結構勇気を出したのにな、あーあ、とぼんやりしていると、先程最後に電話した人から折り返しがありました。
誰かと話したくて電話をかけたはずなのに、いざ会話が始まると、どうしていいか分かりませんでした。
相手はとても気さくな話し方で、「どうも、○○です。電話くれましたよね。で、どしたん?」と。
私が話し出すと聞き役に徹したり、話が一旦切れたところでアドバイスをしてくれたり。
私はあまり色々な地域の人と交流したことがないので、普段は聞かないような訛りがとても新鮮というか、不思議な気分でした。
それもまた非日常感を加速させたのか、そして知らない相手だからこそ言えることもたくさんあり、自分について結構話すことができました。
電話の中で、「自分についてブログとかで書いてみたらどうかな?」と言われました。
ツイッターだと140文字ずつになってしまうので、もっと長い文章が投稿できるブログなんかで、エッセイみたいに自分のことを書いてみては、と。
そのときは「考えておきます」と返事しました。
そしてわりと真剣に、しばらく考えました。
結果、このnoteを始めたというわけです。
私は有名人でも何でもないので、投稿したところで大勢の人に見てもらえるわけではありません。
でも初投稿にも書いた通り、自分のことについてこうしてまとめておけるので、勢いで始めたわりには役立っている気がしています。
便利というか、価値のあることだなと思います。
それに、たまーにスキがついていると、とても嬉しいです。
ということでございますので、これからも自分のペースで投稿を続けていければと。
ちゃんちゃん。