額画®制作の日々 ③
この年の展示会から立体も出展できるようになりました。
例年のようにテイストの違う作品を2点作りました
葵祭での、六条御息所と葵の上の車争いの場面を表現しました。昨年に続き、アクリル絵の具で背景を塗るのが気に入っていた時期です。
向かって左の寒色系が御息所、右が葵の上のイメージです。
牛車から垣間見える十二単の袖口は、重ね衿や帯揚げなどを使いました。
初めての立体作品。
お花は少なく、枝物やグリーンをメインで、とルールがありました。二輪の薔薇をいかに引きたたせるか、がデザインのキモになりました。
フラワーアレンジではなく、あくまで、お花で絵を描く、の立体バージョンだと意識しながらデザインを考えます。
ゴールドのハランや、自在に曲げることができるグリーンも、アーティフィシャルフラワーならでは。
意識しないと、いつのまにか「フラワーアレンジ」
になってしまいます(-_-;)
宅配便で会場に送るので、どのようにパーツを分けたら簡単に組み立てられるか、ということも考えなくてはならず、色々勉強になった額画®展でした。