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PGS ADVENTの試奏動画を作ろうとしたらいつの間にかNEUTRINOを使ったボーカル曲を作っていた話
この記事の要約(せっかちさん向け)
・キャンペーンだったので買ったよ&レビューするよ
・ギターが下手なのでみんなみたいな試奏動画は作れなかったよ
・なのでこの歪みを使って曲を作ったよ
・ケンタウロス系と比べて、役割も音もぜんぜん違うけど使いやすいよ
・余談 〜NEUTRINO(所謂『AIきりたん』)を試した話〜
自己紹介
はじめまして、イシバシと申します。
趣味でギターをコンポーネント(自作PCみたいなノリでギターを組み立てる遊び)をしたり、ネットの海に自作曲を投棄して暮らしています。
てっとり早い自己紹介としてはシルヴィという曲を以前作って、そこそこの再生数を頂いてしまいました。恐縮です。
前置きはこれぐらいにしておいて、以下今回の本題です。
経緯
Papa Goriot Studios(通称『PGS』)よりリリースされたADVENTというオーバードライブを買いました。
PGSさんのADVENT買いました pic.twitter.com/LRDm5R1IO4
— イシバシミライ / the dec. (@m_ishibashi_) September 5, 2020
製品の詳しい仕様や購入に関してはこちらからどうぞ。
きっかけとしてはTwitterで製作者様からフォローいただいた際に発売予告ページを見て
全く新しい回路構成
SNSでレビューを投稿してどなたでも5000円キャッシュバックキャンペーン実施中!
という売り文句を目にして、発売前から悩みに悩みまくった末、完売前に滑り込み購入した次第です。
ということで、僕のADVENTは9台目でした。
上述の通り、キャッシュバックキャンペーンのために試奏動画みたいなのをせこせこ作ってたんですが、喋りも下手だしギターも下手なので、僕にしかできないアプローチとして(?)ADVENTと普段から使っているアンプシミュレーターだけで音作りをして即興で曲を作ってしまおうということを思いつきました。
それが冒頭の音源になります。
せっかくなんでインストバージョンがこちら
使用機材
ギター / Fernandes ストラトキャスタータイプ(石ロゴ?らしい)
アンプシミュ / VOX ToneLab EX(JCM800モデリング・ゲイン3.0)
AIF / Solid State Logic SSL2(4KスイッチON)
Booster / Papa Goriot Studios ADVENT
ADVENTのセッティングは、
左チャンネル:ボリューム11時半・ゲイン12時、EQも両方とも12時。Smoothモード。ピックアップはリア。
右チャンネル:上のセッティングからゲインとEQを若干プッシュ。
ギターソロ:ボリューム・ゲイン3時、BASS 2時、TREBLE 1時。Edgeモード。ピックアップはフロント。
🎶 ADVENTはベースにも使えるんです! 前半オケあり 後半ベースのみ[バイパス]→[ON] (8/29内容更新しました) https://t.co/BNpfnuSZc1
— Papa Goriot Studios (@pg_studios_tw) September 1, 2020
ベースで使用する際はBASSツマミをMAXぐらいまで上げて使ってください!
ちなみに、音作りの都合でベースにはADVENTかけてないんですが、ベースにも全然使えるとのことです。万能!
ファーストインプレッション
僕がポストバンプオブチキン的な歌モノを書く人間なので、クランチしたアンプをプッシュするブースターとして使用する前提でレビューします。あしからず。
そういえば高校卒業以来単体で歪みを扱った経験ないな。
Sick Asという、コントロールや動作(内部昇圧・クリーンミックス)が似たエフェクターを持っているので比較してみたんですが、実際の音は当たり前ですが全然違いました。
Sick Asは、というかケンタウロス系はだいたいVolumeは音量、Gainは歪み量、とかっちりノブの役割が分かれている印象なんですが、
ADVENTの場合、Volumeだけ上げきってもそこまで音量は上がらなくて、Gainを上げた瞬間にグン!と音量が上がります。
なんとなく、Volumeは『Master Volume』として設計されているのかと推察しました。
書いてて思いましたが、真空管アンプと同じような動きですね。プレキシマーシャルみたいな。
歪まないアンプにこのペダルを単発で突っ込むとスピーカーがダメージ食らうのでは、と思うほど音量がガッツリ上がります。
クランチしたアンプのプッシュ用途としてはこれ以上ないぐらい便利な長所だと思います。
音量の大きさは製作者様もツイートされていますね。
ADVENTなんですが、結構音でかいです。TimmyやJanRayと並んだ時に負けないでかさになってますね。。。実は。。。笑
— Papa Goriot Studios (@pg_studios_tw) September 2, 2020
Sick Asはじめ、ケンタウロス系はゲインノブを上げたときの音が僕はあまり好みではなくて、もっぱらボリュームをぐいっと上げて、ゲインは控えめ というセッティングになりがちでした。
反面、ADVENTはゲインを上げきってもブーミーにならず、クセもなく、ゲインとボリュームがどのポジションにあっても音作りがしやすい印象でした。
Sick Asと比べると歪み始めが結構早いので、僕のジャンルだとかけっぱなしのブースターとしてより、ここぞというときのプッシュをおまかせするイメージかもしれません。役割が違う感じですね。
EQですが、こちらも優秀で、どのポジションに置いていても『使えない音』というのが全くないです。
位置を12時から始めても、0から始めても、フルテンから始めても迷子にならないと思います。
ミニスイッチでEdgeモードとSmoothモードに切り替え可能です。
個人的に、やってるジャンルや使うギターからSmoothモードがお気に入りです。音源のほとんどの音がこのSmoothモードで作った音。
シングル・ハム問わず、フロントを多用する人はEdgeモードでリードプレイするとかなり楽しいんじゃないでしょうか。
ジョリンッって音がジミヘンとか凛として時雨のサウンドっぽくて楽しいです。
個人的に、このペダルの対抗馬になりうるのはラージボックスRATとかなのでは、という認識。あれもいいペダルですね。
曲について
試奏で曲を作るやつがどこにおるねん!ここにいるぞ!
ということで、テクのなさをごまかすために曲なんて作りましたが、
なんかブリッジミュート多くてわかりづらくない???
反省しています。
今回、せっかくなので以前から気になっていたAIきりたんことNEUTRINOさんにボーカルとしてご出演いただきました。
当方、打ち込みがからっきしなので使い慣れたTuxGuitarでメロディーを打ち込んでMIDI書き出し→MuseScoreで歌詞情報挿入→NEUTRINO3.00でボーカル書き出し→2パターン書き出してDAWでダブリングetc...という手順で作業しました。しんど。
大変だったけど、感想は『かがくの ちからって すげー!』の一言に尽きます。
(実在する女性ボーカリストにこんなキーの曲ぶん投げたら無言でTwitterアカウントブロックされそうだな)
歌詞も一応載せときます。
テーマは『my new gear...』です。
欲しい物だらけの私を赦して
嫌いな物だらけよ 私
手に入らないのなら要らない
欲望さえ捨てられたなら
こんな気持ちも捨てられるのに
あなたが私の心臓に空白を作ってしまった
ぽっかりと空いた空間を埋めてよ あなたのかたちで
おわり
リンク集
2020/9/7 8:53 追記
Papa Goriot Studios公式ページ
Papa Goriot Studios Twitterアカウント
ADVENT 製品ページ