黄金町アーティストインレジデンス 2《展示》
2016年から2021年春まで滞在した黄金町アーティストインレジデンスで、ぼくが行った展示についてまとめます。(全4回の2回目 #1回目 #3回目 #4回目)
・黄金町パフィー通り 出演 2015
黄金町バザール2015で公演された「黄金町パフィー通り」(作:劇団王子の実験室)に本人役で出演。他にも黄金町AIRの作家や複数の劇団が参加。まったく知らなかった黄金町の歴史をぎゅっと体感したのと、演劇関係をはじめ色んな方と出会いも良い財産になりました。
・黄金町パフィー通り展 2016
「黄金町パフィー通り」の舞台装置や衣装、構想、台本などを再構築して展示しました。ぼくは展示の他チラシを制作。打ち上げで会田誠さんとお酒を飲むおまけ付き。
・黄金町バザール2016チラシ「バザール ワカール」
黄金町バザールの紹介のフリーペーパーを取材から制作まで行いました。パンフ片手に友人知人のほか、中学校美術部など案内するバザールツアーを開催し、100人くらいを案内しました。黄金町の特徴の一つは、マンホールの多さです。
・京急百貨店アートイベント 2016
京急百貨店がある上大岡の建物と歴史を織り交ぜたイラスト(1.2×1.2)とノベルティのバッジを制作しました。この頃から街を描き始めました。シルクスクリーン印刷のワークショップも開催。
・黄金町2017
2017年3月に行った黄金町AIRの成果展。黄金町で活動するアーティスト、人と建物を一緒に描きました。1年間レジデンスをして、人の出入りが激しいのと建物のリノベーションが多いので描きとめておきました。黄金町は常に変化をする現在進行形の町だと思います。
・レジデンス成果展 2018
制作時に滞在している黄金町の作家の作品を僕のイラストで制作しました。黄金町AIRの特徴の1つはジャンルの多様さなので、それを分かりやすく表現しました。
・黄金町バザール2018(葉栗翠さんとのユニット)
黄金町AIR作家の葉栗翠さんと共同で簡易美術館を開催。
黄金町AIRに関わるアーティスト、地域の方、行政など54組にTシャツのデザインを依頼し、それをシルクスクリーンでTシャツにして展示販売をしました。葉栗さんのおかげでとてもいい展示になりました。めざましテレビ「イノ調」で一緒にワークショップをやったのもいい思い出。
・黄金町バザール2020 展示
2020年はじめての緊急事態宣言が出て町に緊張感があった頃に制作を開始しました。SNS上で、町にほしいもの、ひとを募集し寄せられた136点を構成し、毎日1点ずつ追加して、100日間かけてアップしていきました。最終的には2.4×1.2mの壁画として展示。2021年3月現在でも見られます。
・まとめ
他のアーティストと作品を制作し展示するまでを一緒にやることが多くあり、仕上げていく過程を体感できたのが良い経験になりました。一流の人達は展示へのアプローチとまとめあげる力が大きかったです。
ぼくは黄金町の魅力のおかげで町を描くようになりました。建物も人も空気も日々変わっていく黄金町にいたおかげです。