世界の違う人たちとの会話
かなりふわっとしたタイトルになりますが、また恋愛観に関する生きにくさを吐き出した愚痴です。笑
私は大学4年間(自主留学のために1年間休学をしていたので実際は5年目)のうちに恋人ができていません。所謂酒の勢いで起こったハプニング、とか名前のない関係性、とかそういうものもありません。厳密に言うと、自分にもそういう世界があるかもと期待をして何度か失敗をしていますが、私は誰にもそういうことを話しませんので知る由はありません。
そうなると、友人からは何か変化を期待されるものです。
私の大学でのコミュニティは酒の強要やガヤガヤした騒がしさなどなく非常にクリーンな一方、それなりに恋愛を充実させている人達が多くいる。気づいたら私以外全員異性と付き合っていた。パートナーがいた方が力を発揮出来るタイプだと彼らは言うので、なるほどと思う。
無条件に自分を肯定してくれる存在、人肌が恋しい時に理由もなく抱きしめられる存在、絶対に自分の味方だと確信出来る存在、そりゃあいたらいいよなぁとも思う。
しかし私は多分出来ない。
全くありがたいと思わないが、男性からアプローチを受けている。
大学に向かう時最寄りのバス停でたまたま会った人だ。
露骨に相手にしていないのに、めげずにDMを送ってきたり、バス停で出会ったらずっと話しかけてきたりする。
うんざりしていたので、友人たちに事の顛末を話した。
彼らの反応は私の期待していた答えとは違いました。
ようは「恋愛してみたらいいじゃん」というものです。もしかしたら私がアプローチを受けて浮かれているように見えたのかもしれません。
しかし実際の私は面倒くさい…としか思っていない。適当にラリーを続けることも、一回会ってみるのも、はっきり拒否をするのも、全てが面倒くさい。こういうことに労力を割く精神的苦痛が半端じゃない。
友人関係を広げるのは楽しいが、恋愛に舵が切られると途端に腰が重くなる。
友1「とりあえず飲み行ってみればいいじゃない。」
私「友達からじゃないと好きにならないし、こうやって始めから下心を持たれた人とは仲良くできない。」
友2「その人と友達になるのも無理なの?」
私「お付き合いっていうゴールに向けた友達?それ友達とは言わなくない?」
友1「付き合ってみればいいのに。意外と楽しいかもよ。」
友2「あんたそういう話今までなかったわけだし、何か新しい恋バナ求めてんだよねー私ら。」
友1「そうそう。心配してるんだよ。」
友2「ドライだよねー相手の人も可哀想に笑」
覚えている会話はこんな感じだったかな。
好きでもない相手とその気もないのにご飯に行って、期待させて、好きでもないまま付き合う?
それって優しさじゃなくて、わがままだよなぁ。
私って相手がずっといなくて心配って思われていたんだなぁとか、人の恋愛話は面白いとか、何もかもが私にはない考え方で辛くなった。
どれだけ私たちの間でキャッチボールがなされ、お互いがお互いを大切に思っていようとも、それが異性だと周りには恋愛に見える。そして、実際に行き着く先が恋愛になる。
私にとってそれは「関係の終わり」なのだ。あなたでなければダメで、男だからではない。私は性別問わず人のことも好きになるけれど、そういう終わりは望まない。
「付き合う」と義務になる気がする。理由になる気がする。縛っている気がする。見返りや責任などいらない。ただ相手のことを考え、たまに優しくされて、楽しいことを共有する。それだけでいい。
どうして一方的な欲をぶつける方が可哀想なんだろう。受け入れられないと非情で、冷たいんだろう。人を好きになれないと心配なんだろう。
私はどんな性的指向を持っていようとも、目の前にいる大切な人を大切にしたい。それが恋人じゃなくて、私の一方的な想いだったとしても。恋愛感情など内在しない純粋な友情関係だったとしても。どんな形であろうと好きな人に笑顔でいてほしい。私はそんな自分が好きだし、今の自分に満足しているし、心配などいらない。
私っていい女だと思わない?自信持って。
あなたはちゃんと愛に溢れてる人だよ。