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きのう何食べた?で5回泣いた

昨日、念願のきのう何食べた?劇場版を観ました。ドラマを観ていた時にはあまり感じなかった感情が湧いてきてしまい、結果的に5.6回泣いてしまうという。

※こちらネタバレ感想ブログになります

今回の映画では主に4つほど話を区切られるかなと

○ケンジとシロさんの京都旅行

○シロさん家族の正月

○ケンジの父親

○上のエピソードを補完するその他キャラクター達の話

京都旅行はガッツリそれだけで、他3つは間に挟みつつ同時並行しながら進んでいくという感じ。

私は京都旅行で楽しそうにカレーうどん食べてるシーンで泣いた。(早)

個人的に散々引きづった親友と京都旅行に行ったことがあったので、それを思い出して泣きました。超個人的で私にしか響かない涙ポイント。

好きな人と一緒に旅行をするだけでこんなに幸せそうなんだ、ってふと思ったら自分のこと蘇ってしまって泣いてしまった。

新キャラ田渕くん本当嵐のような人でしたね。。私今放送中の朝ドラ「カムカムエブリバディ」も観ているので、松村北斗くんの演技にビックリしました。

田渕くんの最初の印象最悪だったけど(正直)、彼女と別れるシーン、彼女は泣きついてくる田渕くんを想像したんだろうなと思うと確かにあのサッパリした反応は痛快かも。あと個人的に田渕くんの恋愛観に結構共感。


ジルベールが佳代子さんに憎まれ口を叩くシーンも当事者としては辛かったですね。ジルベールは他人を傷つけながら自分も傷つく人間だと思っているので、あの時佳代子さんが深くショック受けてたら、きっとジルベールも後悔してたと思う。佳代子さんって太陽なのかもしれない。あの後ケンジが「誰かが嬉しいことってやっぱり嬉しいじゃない?」って穏やかにジルベールをさとした時、ジルベールがすごくちっちゃな声で「そりゃそうだけど…」と素直なところを垣間見せるシーン。本当に心がきゅっとなりました。

悟るに朗らかってすごく素敵な名前ですよね。


正月の話から感じることって絶対人によって違いますよね。あそこの感想に今まで自分が正月どう過ごしていたかがすごく反映されるなと思ったんですけど、私に関して言うと結婚出来ない=相手家族から無条件に拒否をする権利を与えてるんだなと。もしシロさんにとってのケンジという存在に何かしら社会的存在証明があったなら(劇中ではお嫁さんとか言ってた)、どうにか上手く付き合っていこうとしますもんね。特にケンジは父親がいなくても母と姉たちに理解をしてもらっているから、「家族という枠の中で自分が普通ではない」と感じる瞬間はあれが初めてだったのではないかなと思いました。


私の家庭環境は所謂よくある4人家族だったんですけど、従兄弟家族がみんなバツついてたりシングルだったり事実婚だったりで結構家族の形にこだわりない環境で育ったんですよね。だから自分たちの愛の形を家族親戚から拒絶されることの怖さを、私自身想像が出来ないというか。ケンジもそうだったのかなと。


シロさんが正月は一番大事な人と過ごしたい、とはっきり行動に移したこと。そして正月に会わない代わりにこまめに実家に帰っていること。シロさんの大事な人の優先順位と息子としての役割を果たそうとする優しさや両親への感謝、全て配慮した上でのその判断はベストではないのかなと、勝手ながら思いました。

そして最後にケンジのことをシロさんの家族であると言ったお母さまも、本当は受け入れることが出来ない自分を申し訳なく思う一方で2人のことを認めて見守りたいとも感じているのだなと。


この手の話では親の認知が結構話の争点になりますが、シロさん親子はまた一つの答えを私たちに提示してくれたのかなと思います。


もっと感じたことがいっぱいあるはずなんですけど、上手くまとめられないので今回はここらへんにします。

 






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