誰かの生まれ変わりって信じますか
身近な人が、天国に旅立ったあと。
あっ!もしかして、これ、その人の生まれ変わりじゃないかな?と感じたことってありますか。
私にはあります。
今朝も来たんです。
私も最初は半信半疑でした…
たぶんだけど、おそらくだけど、頭の片隅にいつもその人が居るんです。
忘れてはいけないと思っています。
好きとか嫌いとかではなく、単純にその人の事が許せなかったから。
夫の父、義父のこと。
旅立つ直前まで、
義母を頼む。息子を頼む。
今までのことを許してくれ。
それが、口癖のようになっていました。
末期がんで緩和ケア病棟に入院した義父は、亡くなる3カ月前に脳梗塞で半身麻痺になり、車椅子生活に。
喋ることもままならず、耳の遠い義母に当たり散らしていました。会話が成立しないので、病室では喧嘩が絶えません。
そのうち、義母も義父の言うことに耳を傾けなくなり、喋る言葉の意味をおおよそですが解釈出来るのは、私、と理解した義父は、ほとんどの要求は私を通して。夫は、実働部隊です。
食事のことから、葬儀の希望、遺言状の事、病院のスタッフへの要望など…
ありとあらゆる事を私たちを通して伝えようとしました。
最後の頃は、文字版を使って会話するのも出来なくなり、口の動きと微かな声が頼りでした。
そんな時、義父が、ベッドに横たわったまま、
「今までのことを許してくれ」
と、言い出したのです。もちろん、横には夫もいました。
ドラマとかで流れるシーンには、手を握って、涙を流しながら、わかったよ。となるところですが、
なぜか、その時の私は、
「お義父さんの気持ちは、わかるけど、私は許すことは出来ません!時間がかかります。もし、お義父さんが天国に行った後になったとしても、今は許すことは出来ない。でも、お義母さんの事は最後まで責任をとって看るから。」
今もその気持ちは変わりません。
正直な気持ちを伝える事は、決して悪いことではないと思ってます。
もし、あの時、自分の気持ちに嘘をついていたら、後悔していたと思う。
人を許すことで救われる
本で読んだ事がありますが、まだ、私の中には、いろんな苦しみや憎しみが残ったまま。義母も生きているので、尚のこと。
だから、今も忘れないで私のところに来るのだと思います。
今朝も来ました。
鳩の姿で。
お彼岸のお墓参りのお礼?
思い出の桜並木を通って思いを馳せたから?見てたの?
何か頼み事でもあるの?
どう感じようが、私の心が決める事ですが、亡くなってから時々起こる不思議な事を、三回忌の時、住職さんに尋ねたところ
「あ〜それは、お義父さんですね。きっとそうですよ。」
と、おっしゃってくださいました。
お墨付きのようなものをもらった気持ちです。
長男が、婚約者を連れてきた時も、みんなでバーベキューしているテーブルのそばまで来たり。
義母が事件を起こした時も。
仏壇じまいをした時も。
自宅を売り渡す時も。
必ず、現れるのです。
遠くで鳴いてる時もあれば、和室の軒先に止まって、私が顔を出すまで、鳴き止まなかったり。
去年の11月に現れた時は、連れの方?かな…もう一羽の鳩の姿。新しい彼女かしら。と安心したのですが^_^
今朝は一羽で。ひとりで来てました。
庭のラティスに止まって鳴いていたので、カーテンを開けてチラッと見たら。私を確認してから飛んで行きました。
次はいつ訪れるのでしょう。
楽しみにしているわけではないけど、忘れないでいるうちは、私のところまで来るはずです、きっと。