【ブレイク①】商品のアイデアは小説、マーケティングは論説
この仕事をしていて思うのですが、自分は何かを生み出すことや、芸術的な能力が高くありません。その代わりに、グラフを見ることが好きだったり、データを分析することが得意ではあります。
商品を作る方はお話を伺うと、誰かのためになりたい、役に立ちたいという思いの強い方が多いですね。そして言いたいことが多い傾向が。。。あふれてくる、という感じですね。私は残念ながらその泉は持ち合わせていません。
しかし、マーケティングという作業は徹底的に客観視をして余計なものを一旦削ぎ落すことが必要な作業ですので、伝えたいことがあふれ出てくるタイプの方には向いていない作業かもしれません。
得てしてセルフプロデュースをされている方に多い特徴ですが、言いたいことが多すぎてボヤんとしてしまって、真ん中が見えないことが多いという印象があります。第三者に目を通して貰って、自分の言っていることを核を言い当ててもらう作業をしてもらうと良いかと思います。
個人的な話ですが、昔から小説を読む際には結末を先ず読んでから、最初から読む、という特殊な読書の仕方をしていました。導線の回収をする作業が惜しいんです。ゴールが見えないのに読み進めない質なんですね。小説は2回3回読んで、導線の回収が何処でされているか2回目、3回目で味わうことが醍醐味だと散々教えられたのですが、一回で終わらせたいので結末を確認してからという情緒のない読書の仕方になってしまいます。
逆に論説などは仮定、推論、結論で話が進みますし、モノによっては結論から入るモノもありますので、整理された状態で頭に入りますので非常に読み易いですね。
しかし、自分が何かを生み出すことが出来るか?となると、人の心を揺さぶる何かを生み出す事は出来ないと思います。
他人に何かを売る商品を作る人には言いたいことが溢れてくるタイプの方が向いています。それを人々に伝える仕事をする人はゴールに向かって一直線の方が向いていると思います。お一人で事業をなさっている方はなかなか営業という面で難しいと思います。しかし、ここに予算を割けない現実があると思います。才能をお伝えする仕事が出来ればいいなぁ。。。というところがコロナ禍の今思うところです。