留学エージェントさん、こうやって選んでこう付き合った
※本記事は2023年8月からマレーシア母子留学を開始した家族の備忘録です。
さーて、留学を検討!自分達でやる?エージェントさんを通す?多くの人がぶつかる分岐点だと思います。エージェントさんの悪い噂も聞くし、費用だってタダじゃない…さて、どうしたものか…
今回は我が家がどうやってエージェントさんを選んだか、そして判断基準や心がけていたことはなんだったのか、そんなお話です。
エージェントって詐欺なの?
「エージェントは詐欺だ」
「こんなエージェント頼まないほうがいい」
留学関係のコミュニティーを見ていると、この台詞を結構聞くなと思いました。
その発言をされた方が誰に頼み、どういった経験をしたのか、私には想像することしか出来ないのですが…コンタクトがとれない、キックバックが多い学校をお勧めしてくるなど様々な不満はあるようです。
エージェントさんに頼んで、マジでよかった
が、私はこれに尽きます。
※一個人の感想です。
ネットで検索をかけると上位に出てくる、比較的有名なエージェントさんにお願いをしました。本当によかった。ありがとう。次日本に帰ったらお土産持ってきます!!!よかった理由は以下の通りです。
・長年住んでいる人しか分からない情報が分かった
・調べごとがたくさんある中で、調整などに時間をさかずにすんだ
・分からなかったらとりあえず聞いてみよう!の聞き先ができた
・学校見学の時、英語に気を取られることなく質問や見学に集中できた
・(偶然ですが)エージェントさんを通じて日本人の知り合いができた
総じて「情報と時間をお金で買った」という感じです。
もちろんちょっとレスが遅い、頼んだこと忘れる、こっちが追いかけないといけない…など「えー?」と思うことはありましたが、「きっとこれがマレーシアなんだな!!」と商習慣になれることが出来たとプラスに捉えています笑
エージェントさんの質を日本の商習慣と比べても意味はありません。大切なのは選択できる可能性を並べて、自分の期待値をコントロールすることだと思います。
私の判断基準
私は5社のエージェントさんと面談をお願いして、そこから絞りました。エージェントさんの判断基準は以下。
・人として意思疎通が苦じゃない
・口にする情報がどれくらいリアルなものか
・興味がある学校、エリアに詳しいか
・企業人として問題なさそうか
・ちゃんと活動していそうか(SNSのチェックなど)
特に「意思疎通ができるか」みたいなところは重要視しました。数ヶ月の付き合いになるので、そこが厳しいとしんどくなるからです。
「えーと、私も価格の詳細忘れたんですけど…」という方がいらっしゃったり「で、どうします?申し込みます?」みたいなことを言われ、「ちょっと私の価値観にあわないな…」と思うこともありました。
STEP1:エージェントさんのリストアップ
手順です。ここから先は全部エクセルにまとめていきます。
まずは話を聞きたいエージェントさんと以下の内容をリストアップ。
・社名
・URL
・サービス内容・価格
この時点である程度「ここにお願いしたい!」と思う順位をつけておきます。
STEP2:無料面談の申し込み(一部有料もあり)
上記で決めた順位の下から申し込みを行います。
何故なら面談の回数を重ねるとこちらも知識がついてきて、より深い質問が出来るようになるから。確度の高いエージェントさんと深い話を下ほうが安心ですよね。
STEP3:質問の用意
聞きたいことをざっと用意します。時間的にあんまり数多くは聞けないので可能な限り「めちゃくちゃ不安なこと」と「学校関係」に絞ります。例えばこんなこと。
・hogehogeに力をいれている学校は?
・英語力が低くても入れる学校は?
・hogehogeの治安は?
・車なしで生活できる?
・赤ちゃんがいるんだけどおすすめのエリアは?
・hogeってどういうサービス?
この時に「学校の判断基準をある程度明確に決めておく」ことがめちゃくちゃ大切です。
STEP4:面談の実施
上記を聞いて、回答内容やファーストインスピレーションをエクセルにまとめておきます。何社もやっていると意外と印象を忘れます。
STEP5:費用比較・申し込み
2,3社に絞り、最終的には価格と相談です。私は「情報と時間は買う」というスタンスでしたが、資金に余裕があるわけではなかったのでお安めの企業を選びました。
しかし、申し込んだあとから対応が悪くなる、みたいなところの見抜き方はとても難しいので、ある程度「しっかりした客」であることは質問や態度からアピールしておいた方がいいのかな…と思いました。
【最重要】エージェント任せは悪い体験の元
正直選ぶステップなんて大したことないので、どちらかというと以下について声を大にしてお伝えしたい!!所存!!!
私はかなりエージェントさんに恵まれ、うまくお付き合いできたラッキーな人間なんじゃないかな?と思います(同じエージェントさんをお使いの方で、満足している方も不満を持っている方もいます)。そんな私が心に留めていることが3つありました。それは、
・エージェントさん≠教育のプロではない
・学校の判断基準をはっきり持つ
・いい客である
です。
▼エージェントさん≠教育のプロではない
エージェントさん、と聞くと「こういう子はこの学校がお勧め!」と100ある中から最適の1校を提案してくれるイメージを持ってしまいます。
が、違います。エージェントさんは学校と我々を仲介してくれる人です。
私より英語が出来て、ちょっと学校に詳しくて、手続きプロセスや風習にはとっても詳しい。
そういうスタンスで臨んでいました。ここを履き違えると「全然いい学校教えてくれないじゃ!キックバックが多いところばっかりすすめやがって〜〜〜!」みたいなことになります。
▼学校の判断基準をはっきり持つ
上述の通り、エージェントさんは教育のプロではない。学校の差異は多少わかっているかもしれないけど、いい意味で過剰な期待はしてはいけない。
エージェントさんの悪口の多くが「hogehogeという学校を勧められた。全然よくなかった。」というものです。色々背景はあると思うのですが、もしかしたら、親御さんが明確な判断基準を持っていたらその学校にならなかったケースもあるのでは…?と思ってしまいます。
例えば以下は明確な基準ではないです。
・日本人が少ない
・人気がある
・多様性がある
これは具体的なようでかなり「ふんわり」しています。なので、「なんで日本人が少ないのがいいのか」「そもそも人気って何?誰から?」「自分にとっての多様性とは何で、どうしてそれが必要なのか」ともう一歩踏み込んで考えると、とてもいい学校に出会えることもあるんじゃないかな?と思います。
情報が限られているのはわかります。でも、合う学校を見つけられるかどうかは自分の責任。そう思って望んでいました。
また、どんな詳細なレポートがあろうが、hogehoge目線のコメントが言えようが「エージェントさんはその学校に通ったことはない」ということです。だから、入り口の情報として頼りにするのはよくても、最終決定の場面で鵜呑みにするのは不満が出る一つの要因かな、と思います。
▼いい客である
「相手に非があるかもしれないけど、相手も人間だ」
私は常にこう思っています。これは私が仕事をする時のスタンスでありお客様に対する願い(営業をずっとやってました)なのですが、私たちが相手にしてるのは人間なんです。
もし相手の案件が立て込んだ時、「優先順位」や「対応の丁寧さ」を決めるのは残念ながら相手です。その時にいつもきつく当たってくる相手と、こちらを気遣ってくれている相手と、どちらにいい対応をしてくれるだろうか。いつもそう思っています。もちろんビジネスに私情を挟むのはよくないですが、挟んでしまうのが人間の愛らしいところ。
「物言わぬ客になれ」と言うわけではありません。相手を気遣って笑顔でめちゃくちゃ追いかけてください、ということです笑
自分でやるのだって、もちろんあり
それならエージェントさんに任せる意味ないじゃん!!
そう思うなら自分でやる、も大ありだと思います。実際、驚くほど自分で対応されている方も多いです。英語出来る出来ないに問わず、です。
留学を考える皆様が最良の手段に恵まれますよう、お祈り申し上げております!
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