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「リベラルアーツという波動」

■リベラルアーツという言葉

耳にしたことはあっても深く調べることの
なかった言葉のひとつである「リベラルアーツ」。
人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、
生きるための力を身につけるための手法を指す言葉と
定義されている。

この本は、国際基督教大学の教授たちの考えが書かれた
少々難しい本だと感じた(笑)
それでもリベラルアーツを知りたくて読んだ中から
いくつか私の見解を交えながら
ご紹介していこうと思う。

■今までとこれから【教員編】

本書にて「今までは教員から一つの色(という
専門知識)を受け取って学生自身がそれらを
混ぜ合わせることで異なる色彩を作っていたが
これからは教員が自身の専門の色を中心として
さらにグラデーションの色を持つことにより
受け取る学生は今まで以上に豊かな
見たこともない新しい色を作り出せる」と表現
されている。
専門知識を色に例えることで、よりイメージが
湧きやすくなっている。

学校であろうと学習塾であろうと教えるという
生業を持つ人たちには、それぞれに得意とする
専門知識がある。
今まではインテイクされている知識を
そのままアウトプットすることで学生たちに
必要十分な情報を与えることが可能だった。

本書ではこのようにも述べている。「学ぶ側と
教える側、学生と教員の双方がこれまで蓄積
してきた経験と知恵を、これから起こりうる
未知の問題に取り組むための勇気と判断の基礎を培う
実践的な学びを共有することで・・・(以下略)」

つまり
乗り越えられない問題に立ち向かえるような
学びをするためには、学ぶ側と教える側の
双方向での体験や経験の共有が必要不可欠に
なってくる。
そのために、教える側は今までの専門知識に
さらなる体験や経験値を付加することが
絶対に必要になる。

■体験や経験値をあげるとは

では、体験や経験値をあげるとは一体何を
意味しているのか。

大人になると今までの経験則からある程度まで
進むと「これ以上は危険です!なぜなら
経験したことないからです!」ピピーッ!
と危険信号が出る。

実はそれが大きなポイント!
経験したことがない=怖い
この方程式を変えていく。
経験したことがない=ワクワクする
こっちに変えたら急に楽しくなってくる。

もちろん、そう簡単なことではない。
それくらいわかっている(笑)
だから
大人が新しい体験や経験をして
自分を高めるために絶対に必要なのは何か。それは
コミュニティーの存在だ、と声を大にして言う。

■コミュニティーの活用

コミュニティー?急に横文字出されても〜って
ため息つかないでくださいね。
難しくないから大丈夫。

先ほども述べたように、経験したことがないを
ワクワクに変えるためには、ワクワクが得意な
人を見つければいい、ということ。

ワクワクすることが得意な人って周りを見渡すと
結構身近にいたりします。ただ、なかなか気づけない
だけなんです。私もそうでした。

そして、ワクワクしながら動いている人を見て
「私にできるのかな・・・」って思っちゃう気持ちも
出てくるのが大人。だって失敗が怖いから。
でも大丈夫。できるかできないかじゃなくて
まずは一緒に動いてみるっていうのが一番簡単。

できることからでいい。
無理しなくていいから、何かひとつ。
ワクワクしている人の真似をしたり一緒に動いて
みたりすると急に自分の周りが変わってくることに
気づくはず。それがコミュニティー。

そうなったらもう簡単!
周りの人からもらう刺激が
今まで積み重ねてきた自分の得意な専門知識に
さらに新しい経験値や体験値を混ぜ合わせて
とっても素敵なグラデーションが出来上がるよ。

大人が面白がったり楽しんだりしている姿は
とってもキラキラして子供たちに降り注ぐ。
それこそが
「良い意味で束縛から解放するための知識や、
生きるための力を身につけるための手法」
であり、リベラルアーツなのではないかと
私なりに理解をしたところで今日は終わり。

まだまだ面白いテーマもあるので
近いうちにリベラルアーツ第2弾も
書いていきます。


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