ストリートワークアウト公式ルール 2021
僕はこれまでに国内大会、アジア大会、世界大会と10回ほど大会に出場してきました。
ストリートワークアウトの事なら僕が日本一詳しいと思うので、今回は大会のルールや審査基準を分かりやすくお伝えします。
今回は世界で一番大きなストリートワークアウトの組織であるWSWCFの公式ルール(2021年最新版)について解説します。
まずストリートワークアウトの技には3つの要素にジャンル分けされます。
静的力技(スタティック)
静止した状態で行う力技
主な技 プランシェ、フロントレバー、バックレバーなど
動的力技(ダイナミックストレングス)
動きながら行う力技
主な技 マッスルアップ、プランシェプッシュアップ、フロントレバープルアップ
動的技(ダイナミックアクロバット)
主な技 スイング180、スイング360
WSWCFの審査基準は上記の3要素にコンビネーション審査とスタイル審査がプラスされて採点されます。
WSWCFの審査基準
静的エレメント審査
静的力技(スタティック) 静止3秒以上 5段階評価
最大5ポイント
動的エレメント審査
動的力技(ダイナミックストレングス)+動的技(ダイナミックアクロバット)
動的力技(ダイナミックストレングス) 2.5ポイント
動的技(ダイナミックアクロバット) 2.5ポイント
最大5ポイント
コンビネーション審査
技から次の技へのの移行時に足を地面につける事なく動きを止めずに行った際に与えられるポイント
最大5ポイント
**スタイル審査 **
個性や表現性を評価されて与えられるポイント
音楽との相性、オーディエンスの沸き具合など
最大5ポイント
以上の合計点数で採点されます。
最大 20ポイント
重量カテゴリ
**
3つの階級と総合カテゴリー**に分類されます。
ライト級 男子選手68kg未満 女子選手50kg未満
ミドル級 男子選手68kg〜80kg 女子選手50kg〜60kg
ヘビー級 男子選手80kg〜 女子選手60kg〜
総合カテゴリーは階級なく審査されるカテゴリーになります。
服装規定
・参加選手はつま先の閉じた靴を履かなければいけない。
・ロングパンツかショートパンツを着用(膝丈より5cm以上短いものは禁止)
・体操競技のウェア、パンツは禁止。
・自身のパフォーマンステーマにあう特別衣装を着用しても良い。
アンチドーピング
世界アンチ・ドーピング機関の国際規定および必要要件によりドーピング検査を求められる。必要に応じてアンチドーピング検査を受けることに、取消不能で同意しなければならない(陽性反応の出た選手はストリートワークアウトの公式イベントへの参加資格を2年間剥奪される)
以上がストリートワークアウト公式大会(WSWCF)のルールになります。
とても複雑なルールですが自分なりに分かりやすく解説したつもりです。
これから大会を目標にされている方の参考になれば幸いです。