趣味よ、永遠なれ。
「その趣味、無くなったらどうするの?」という意地の悪い質問の存在を風の又聞きで知ったことがある。人が楽しんでいるところに冷や水をぶちまける嫌な質問だ。いいじゃないか、楽しいから趣味なのだ。明日が保証されないような趣味ならまだしも今から無くなった時の話をすることないじゃない。
と、聞いた当初は思っていた。ただ、そんな楽観的な返しをしたのは私の趣味である映画が他と比べてそう簡単に無くなったりしないという慢心があったからかもしれない。
2020年4月、そんな「ないだろう」と思っていた事態が現実になりつつある。なんてこった。
最初はまだ"なんてことない"延期だった。子供向けの作品が延期になり、「まぁよくわからない時期だし、子供が多く集まるから仕方ないだろう。」と冗談まじえて話せる程度だった。大したことない、ただの流行り病だ、一月経てば収まるさ…
それから数日、割と大きめの作品が延期となった。一年と大幅に延期された作品に対し、「んな大げさな、延ばすにしたってせいぜい半年くらいだろう。」と笑いつつも、今後の作品たちの動向が不安になった。5月にやるこの作品が延びたということは…まさかな…
数日後、案の定的中。チクショウめ!
それから今に至り、一つ…また一つと作品が延期となっている。確かに件のことを考えれば密集は避けるべきだし、興行収入の面からいっても人々が気兼ねなく外へ出かけられる時期に公開したほうが良いのは言わずもがなだ。とはいえ、事が遠のくのは流石に堪える。かなーりキッツイ。非常事態宣言まで出たもんだからお先真っ暗、予定は真っ白だ。冗談じゃない。
ただ、唯一の救いは「中止」ではなく「延期」であることだろうか。なくなったわけではないというだけでも大助かりだ。まぁ、情報公開から待ちに待った公開!→延期のダメージが小ゲロ吐くくらいえげつないんだけども…ビデオスルーくらって存在ごと流れるよかマシである。
…駄目だ、娯楽の供給が断たれて脳が死んでる。文が書けん、回らん。外に出るのが駄目なら本でも買って籠ってるか…ってこれも不要不急に入るのか。チクショウめ。となるとレンタルも駄目、というか生活用品以外全部アウトか。自分くらい…少しくらいなら…って考えてるやつもいっぱいいるんだろうな。で、そういうのが揃いも揃って外出して、菌拾って、感染拡大。勘弁してくれ。
第一、だ。やれ感染の疑いだなんだといって病院でゴネる馬鹿は何を考えてるんだ。何のための電話か。お前が今「何時間も診察してもらえなかった!」とSNSで発信してるソレはなんだ?光る文鎮か?バカか?バカなんだろ?
大方そういうのに限って症状で検索かけて余計に不安になったりするんだ。あんなもん鵜呑みにしてみろ。咳が出れば肺がん、頭痛は脳梗塞、熱出りゃ白血病にかゆいだけで肝臓病だ。極端がすぎるだろ。
救える症状なのに救えないバカのおかげで二次災害キメて大惨事。心配なのはわかるがそのしわ寄せがくる身にもなれ。
とにかく手を洗え、うがいしろ、飯食え、寝ろ。
手も雑に洗うなよ。ちゃんと洗い方ってのが出てるんだ。
厚生労働省のをちゃんと見とけ。
(リンク先pdfにつき、スマートフォンで見る時は注意だ。)
また、上の洗い方だと手のふちが洗えていないことが多い。
だから洗う時は手のふちも忘れず洗うように。
この記事を読んだらまず手を洗え。ちゃんとふちまで洗え。
うがいもしろ。飯も食え。そして暖かくして寝ろ。