私の背景にあるもの②
自分で選んだ仕事とはいえ、状況は最悪だったと思う。ただ、綺麗に文句を並べても意味はないと思っている。完治して思うことは、病気になったことにも意味があったということ。むしろ、意味を持たすことが出来るくらい完全に復帰できたことに感動さえ覚える。
自分の生活の見直し、パートナーとの関係性、家族や友人との付き合い方、そして地球環境問題や世界で起こっている様々な問題・・自分が本当に目を向けるべきことが何か、ようやく整理整頓することが出来たと思う。
「自分の根は、強くてしなやかで、これからも広がり続ける」
そう気づけたのは、紛れもなく、今のパートナーのお陰だと思う。毎日感謝を伝え続けてくれる、毎日愛情のある言葉をかけてくれる、あなたなら大丈夫、と毎日励ましの言葉をくれる。
この彼が育った環境はどんなところなのか、どんな文化で宗教で、どんな空気でどんな香りなのか、そしてどんな社会問題があるのか、私はもっと知りたくなり、日中は本を読みあさり、夜は沢山のことを話し合った。
オーガニックであることが社会問題解決に繋がる、ということが、よりはっきり分かってきたのは療養中のことである。
私の背景にあるのは、こんなところだろうか。
15年間の事柄を詳しく話すと、それはそれは色々あったけど、私の大枠はこんなところだと思う。
そして、私は「自分の出来ること・やりたいこと・やるべきこと」の3つを軸に、頭の中の整理を始めた。