名前と顔と、言葉しか、知らない。
私たちは会ったことがない。
だけど月に一度、画面越しに”会う”関係。
名前は知っている。
なんなら、顔も分かるし、声も聞いたことがある。
この関係に、なんと名前を付けたらいいのかな。
知人、友人、仲間、同期…。なんだろう。
はじめましてから半年。
2020年5月23日に「はじまりのメール」が届いてから半年が経とうとしています。
(メールの一部)
そのメールには、阿部さんのメッセージ、第1回目の課題の内容、それと100名の企画生の名前が書いてありました。
「100名」とは分かっていたけど、実際に「100名分の名前」を見たときには、本当に圧倒されて、それは、きっとみんな一緒で、どんな日々が始まっていくんだろうと、ワクワクとドキドキと、不安が入り混じった気持ちだったと思います。
時間はまだまだある!頑張るぞ!
と思っていたのに、もう最後の日が近づいている。#出発の日まであと 1ヶ月もない!!なぜ?!
みんなから学ぼう!
そう思っていたけど、できない自分が悔しくて恥ずかしくて。みんながかっこよくておしゃれで洗練されていて羨ましくて。
「みんなと友達になりたい!」「切磋琢磨したい!」なんて気持ちは、ちっぽけな嫉妬で目や耳をふさいだ結果、1回目からあっけなくしぼんでいったのでした。
これまでの講義は、
こんな感じ。(振り返るともう懐かしいですね…。笑)
月に一度とは言えど、課題に取り組む時間やみんなの課題を見る時間などを含めると講義の時間(約2時間)はほんの一瞬だったよなあとしみじみ。
与えられる課題は、日常生活では考えたことのないものばかりで。考えても考えても出てくるものはありきたりで。
反省を活かして次こそは!
毎度毎度打ちのめされては焦るばかりで、楽しいよりも頑張らなきゃという気持ちで辛くなっていきました。
そんな中で出された6回目の課題。
「あなたはどんな企画をする人に"なり"ますか?」
うう。おお。ぬぬぬぬ。
うむうむむ。んーーーーーーー。
む、むずい…。
「なりたい」じゃなくて「なります」かあ…。
こ、これは、いわゆる決意表明ってことなのかな??
どんな形にしたら、私の決意が伝わるのだろう。
そもそも私はどんな人になりたいのかな?
どうして、言葉の企画に参加したんだっけ。
半年前の私と出会い直す
私たちひとりひとりには、講義毎に学んだことや気付きをシェアできる『感動メモ』というものがあります。
(これは、私の感動メモの一部。)
思ったことをぽつりぽつりとつぶやくように。みんなの情熱や迷いや葛藤も、オープンに見ることができます。
同じ講義を受けているはずなのに、感じ方や視点が違うのも面白い発見ですし、言葉やまとめ方に人柄が出てくるなあって、楽しみに見させてもらっています。
私は感動メモの中で『あなたにとっての「企画」とは?』という問いに対して、こう書いていました。
あれ?
もしかすると…。
ヒントは”ここ(感動メモ)”にあるんじゃない??
そこから、これまでの自分の軌跡を辿ってみました。
ちゃんと気づけてる。
少しずつだけど、学んだことは自分の心にちゃんと届いてる。
あとは、行動するだけ。
カタチにするだけだ。
『自分の企画』に学びも、気づきも、悔しさも、愛しさも、入れ込みたい。
そんな気持ちをぎゅっと詰め込んだ企画。
今まで提出した課題の中で一番自分らしいと思えました。誓約書というのがいささか重すぎたかもとは思いつつ、「言いたいことが言えた!」と心がすっきりと晴れやかな気持ちになりました。
見栄を張らず、真面目に、心を込めて。
そんな私の気持ちが届いたのか、6回目の講義では、沢山の方に嬉しいコメントをいただきました。
〇字が綺麗
〇誓約書というアウトプットの仕方がいい
〇自分の内側を書くまでに苦しみがあったのではないか
〇自分を愛する、ってことに気づけたのは偉い!
ああ、伝わるって、こんなにも嬉しい。
自分の話を聞いてくれる人が沢山いて、恥ずかしかったけれど、みんなが受け止めてくれて褒めてくれて、幸福感に包まれました。本当に本当にありがとうございました。
「書く先に人は進める」って本当だったんだ。
2020年12月12日→2021年6月18日
言葉の企画2020が終わってから約半年後に私は30歳になる。どんな世の中になっていて、どんな企画をする人になっているのでしょうか。
たかが半年、されど半年。
劣等感、焦燥感を感じていたこの半年間も自分の成長のために大切な時間でした。そのおかげで、自分も相手も大切にしたい、と思えたのだから。
自分の決意を、カタチにしていくために、まずはできることから、行動していこうと思っています。
企画を学んでいるはずだったのに、愛を学んだ気がします。
最後の最後まで、みんなに愛を伝える努力をします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
まだ見ぬあなたへ愛をこめて。