歌はとりあえず録音して公開してみろ!10年続けた結果、生歌だけでもフォロワー50↑にできた話【体験談】
力を抜いて、本日は、ライフワークになっている「歌う」話。
ただいま休眠させている活動名義では、どのように「歌う人」になれたのかを、音楽遍歴とともに見ていって、それを可能にしたスキルに触れながらエピソードをつらつらと書いてみる。
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まず、「歌」に熱を入れ始めたのが、高校生のとき。友達と行った初めてのカラオケで聴いたある曲で衝撃を受けてしまい、そこから、難しい曲を魅力的に歌えるようになりたい、という気持ちから、練習をカラオケアプリでしてみたりしていた。当時はガラケーだったので、15秒しかとれない録画のカメラを隠して、ワンフレーズ歌ってみた。いろんな意見が聞けるかもしれない、なんて甘い期待からSNSの掲示板に練習音源を貼ったことが、私の歌うたいの始まりだ。
はじまりは、一本の15秒ビデオでした。
そんな簡単な言葉で表現できる、自分の中で留めない人に聴かれる形に整えられた「成果物」。…正直、音は外すわ、リズムが崩れてるわ、息が安定してないわ、で聴けたものではなかったと思う。…でもそのときの私は、なんだかんだ、「これなら人に聴いてもらえるかな」なんて、多分思ったんだろう。そんな淡い期待で投稿したが、これが、同じアーティストのファンの人は優しくて、「声」を評価してくれた。(歌は評価なんてできる代物ではなかった…のだと思う、どんなことを言われたか残念ながら覚えていない…)
良くも悪くも目立つ、特色の活かし方
「声」は、昔から、よく通るね、なんて言われていたし、自分でも特徴的な声をしていることをなんとなく自覚してた。端的に言えばアニメ声になるのだが…まあ、目立つ。実際、この声に悩み、わざと低めに発声しようとした時期もあり、立派な「コンプレックス」になっていただけに、この声を好いてくれる人は、少なからず存在すること、どうやらごく一部にはウケる、という発見は、活動を加速させる大きな要因になった。
「音楽」は実はあまり「上手く」なかった。
ピアノや吹奏楽など、実は、「音楽」の接点は、人よりも多い私。だけど、どれも成績というものを考えれば、特段できる奴ではなかった。もちろん評価された項目は存在する。だが、音に対する感受性だったり、表現力だったり、結果としては残らないところに、人並になれそうな要素は出ていた。
結局、歌い込みと聴き込みで全部決まる。
高校2年の時、歌いはじめて2年目に、ちょっと大きな「歌ってみた」のプロジェクトをやってみようか!とSNSのコミュニティの中で盛り上がった。やる曲が決まり、パート分けなどもした。パートの歌い込み、投稿するまでにテイクを重ねて、暫定音源で合わせてもらったのを確認して、ハマらない部分を直して、編集担当へ音源を送る。自分だけの「成果物」では考えることができなかった、「他の音源との調和の大切さ」をこの頃、体感した。「人の中に上手く混じる声」というものを目指したいな、なんて思う大きなきっかけをもらった。さらに、リテイクの度に、音が変わる感覚を楽しむようになり、歌う練習や、録音が、そこまで苦にならなくなった。ここから、私の練習スタイルが、録音して聴いて直して録って…しっくり来なければ原曲に戻って聴き直して…というものに固まってくる。カラオケにも頻繁に行くようになっていく。
転機、続けていたら「歌」が強みに変わった。
「歌ってみた」のプロジェクトをきっかけに、「人の中に上手く混じる声」を手に入れたい、と思うようになった私。大学進学時に、サークル紹介の中でアカペラサークルを見つけ、「マイク通して大きな声で歌う習慣が欲しい」なんて理由で入部をする。部員はいくつかのチームで動くことになるのだが、先輩方の采配で、新歓のカラオケなどから、歌唱力選抜的なことがあったようで、ここで私はなんと「上手い人が多いチーム」に割り振られてしまう。なお、皆大会を目指していきたいガチ勢の集まり…「楽しくマイク通して歌う習慣が持てそうだー」なんて理由で入ってしまった私、さすがにマズいと思い、チームでの練習に食らいついていくことになる(週2で3時間強、部室で歌ってた思い出…大会やイベント前はもっと長い)それだけ歌ってても特にケアなくても喉もあまり痛めないことに気づき、長時間の練習も苦じゃなくなる。ピアノの時に息を潜めていた感受性や表現力も歌唱力の向上により、発揮されていることを実感できたのもこの時期。
社会人期、「歌うのが楽しすぎ」問題
大学のサークルは実は、紆余曲折あり1年の途中で辞めてしまったのだが、アカペラサークルで、音程の確実性と、人の中に混ざる発声がだいぶ確立され、就職してから2年目に入ったタイミングぐらいから、本格的にネット上で「歌う人」になった。いくつかのSNSをしていて、人とコラボしたり、また別のアプリからカラオケの生配信したり、と「歌」を主軸にした活動をしていく。ただ歌っているだけで、人から「いいね」の声を浴びる頻度が増える。おしゃべり配信もしていたけど、こちらは、なんとなくしっくりこず、「歌枠」をとれば、新規さんからフォローをもらう率が増えていった。…もう完全に「歌うのが楽しすぎ」て、意図せず、「歌」が「武器」になった。それも、私の持つ他のどの要素よりも、圧倒的に影響力を持つ武器に変わっていた。これを上手に使わない手はない!、と一気に私の主軸が対人援助の仕事から、ネットの活動に切り替わっていったのは、言うまでもない…
この後、とてつもない「挫折」で、8ヶ月、端的に言えば、瀕死状態だったのだが、ようやく浮上し始めたそんな中で「やっぱり、歌うことが好きだし、歌うのが一番楽だ!」と気づき、今も、「歌うこと」を続けている。
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そして現在、匿名での状態で、ひっそりと、歌える系アプリの生配信に定期的に顔を出して、歌声を聴いてもらったりしているが、作品の投稿がない状態で、数十人のフォロワーが付いていたりする。…正直、「歌」とちょっとしたおしゃべりだけ、限られた時間流す、みたいな機能だが、伴奏なしの生歌を流す必要があるので、ある程度、歌唱力を評価してもらっているのだと思う。そして、人間性とか頭のユルさなどの粗隠しができているのも、フォロワーが増える要因としてでかい気がする。あいさつ、コメント、スタンプ、そして「歌声」…それぐらいしか、提供材料が必要ないのだ。これが、とっても気楽。音声がオンライン状態になったら、十数秒を何度か…それだけで、「気になる」人がフォローボタンを押してくれるらしい。ただ、私は公式以外どなたもフォローしていない。フォロー返しもしない。なのに、数ヶ月で50は増えた。あ、フォローはしないけど、気になる人のは歌の勉強も兼ねて聞きに行っていたりするけどね。…評価を残してもらったら、やっぱり、嬉しいでしょ?
今の話は完全に、性別は出しても、年齢は出してないし、肩書とか何も公開しなくてもこれなのだから、「音楽」ってすごい可能性を秘めているなぁ…なんて思う。
だからこそお伝えしたい!「成果物」を世に出して、自分に合うやり方を見つけたら、きちんと評価される世界は広がっているんだと!!
歌が上手くなりたいなら、とりあえず手元のスマホのムービーで、ワンコーラス、ツイッターとかでもいいから公開したら、もしかしたら聴いてくれる人が見つかって、ファンになってもらえて、それ以外にもコメントをくれる人が増えてきたりして、…数年後には、凄い力になっているかもしれない。
とりあえず、「どこかにはウケる」を見つければ、戦略次第で、影響力は手に入れられる、と私はリハビリのため、匿名でしている活動も含め思う。
残念ながら、今の私は、私の姿を人前に曝して、
活動をアピールすることが、身体活動の限界を考えると難しい。(せめてオフに出向ける余裕を作り出せなきゃ、元々の名義は動かせない)これは、固定記事を読んでもらえたら、なんとなく、伝わると思う。
タイトルで少し恐ろしいこと書いてるけど、鬱な内容ではないので安心してください。
でも、動ける力を身につけることができたなら、
その時は、活動名義を再度動かす、と決めている。(いろんな声が噴出しそうだけど、言われて当然のことしてきてるので、これは割り切る他ないと思っている…せめて私がみんなを非難をしないようになれるよう頑張る)
その時は、何かしらの実績を携えて、私は「音楽」の力で再起したぞ!と、きちんと話せるようになっていたい。
ここまで、目を通してくれた人に、
ただただ感謝。
普段はもう少しきれいな文章で、『好きを大切にする生き方』といったテーマの発信をしてます。
ご興味あればそちらも読んでみてくださいね!