【モノトーン・ミュージアム】(F.I.N. 2024年9月例会レポート)

2024年9月15日に開催された、TRPG circle F.I.N. 9月例会にてモノトーン・ミュージアムのGMをしました。

今回は『ザ・パイレーツ - 不死者の秘宝』のシナリオを実施しました。

※注意
こちらはプレイログになりますので、本レポート内にはシナリオのネタバレが含まれることがございます。
閲覧の際はご注意ください。

☆TRPG circle F.I.N.についてはこちらをご覧ください

プレイログ

◆プレイヤー

PL1.ブラット
オリジナルサンプルキャラクター『始まりの騎士』の戦人、貴人
18歳の青年で元貴族の家系だが、マイヤーズ提督の悪政から民を救うため立ち向かった父が歪んだ御標によって敗れ処刑されてしまい、家も没落してしまった。父の遺志を継ぎ、砂浜の国のレジスタンスとして活動中。

アンディのことを不安に思っている。

PL2. アンディー・フォード
オリジナルサンプルキャラクター『始まりの冒険者』の戦人、旅人
26歳の男性で世の中のお宝を手に入れようとしている貪欲な冒険者。金、金、金!金は命より重い!不死者の秘宝も金に替えようとしているとのことだった。

デルタに対して敵愾心を持っている。

PL3. デルタ・B・ムガン
PL自作キャラクターで術者、不死者
塩の国出身で、塩を外国に売りさばいていたら国を追放され、いつの間にか不死者になっていた見た目は若い90歳の男。不死者になったことをこれ幸いとそれっぽいことを言う占い師となって、カネヅルもとい寄付されることで、生活費を稼いでいる。

カモミールのことは有意な人物だと思っている。

PL4.カモミール
サンプルキャラクター『叡智の探究者』の賢者
疎まれながら生きてきたが、それでも必要とされるために学ぶことはやめなかった。しかし与えられる役割はいつも脇役だった…
だから旅に出た。知りたいことを知るために、いつの日か日の目をみるために。

ブラットのことは好敵手だと思っている。

という感じで、なんかPLの半分が俗物だとメンバーで盛り上がった回でした。

◆ストーリー

モヒート港に登場したアンディとカモミール。港で人形芝居小屋が不死者の秘宝と伝説のバカルディ船長のお話をしている所に集まり、お互いばったりと出会うことになりました。
カモミール「私は不死者の秘宝の秘密を知ることが出来たらそれでいい」
アンディ「それじゃあ、秘宝のことを調べ終わったら秘宝は俺がもらっていいか?」
上手く2人の利害が一致し、2人は一緒にNPCのロンリコと船で不死者の秘宝を探しに行くことになるのでした。

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一方ダイキリ港では、ブラットとデルタはピニャコラーダ諸島に向かう定期便を見つけた時に出会い、マイヤーズ提督を倒す目的が一致していることもあり、うまく合流することができました。
なお、デルタは船着き場の人間に金を握らせ定期便の一番いい部屋で優雅にピニャコラーダ諸島に向かうのでした。うん、うらやましいぞ。

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ピニャコラーダ諸島で全員が合流してからの船旅の途中でモルガン船長の船に襲撃に遭いました。
その戦いで敵が最後の一体になったときにデルタが思いつき、懐から大金を出しました。
デルタお前船長からいくらもらってる?
そこでGMは「【社会】とエネミーの【意志】で対決しましょう。なお、この達成値に財産ポイントでの付けたしが行えるものとします」といった提案をしてみました。
結果、金の力で見事に寝返りましたw
財産ポイントも結構使ったうえでの買収に成功し、PLのMPが結構消耗してきたこともあって、買収した乗組員が某麦わら海賊団のような料理人だったという設定にしてPLのMPを2D6-3回復しても良いということにしてみました(つまり、場合によっては料理がマズくてMPが減るということです)

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マイヤーズ提督との戦いで、マイヤーズ提督のHPを0にしたときになぜかマイヤーズ提督が死んでいない描写を行いました。PLに「マイヤーズ提督のHPへのダメージはクリンナッププロセスに反映される」といった説明を行ったときに、デルタさんが何かに気づいてルールブックの項目を探し始めました。そしてとあるページを見て納得の表情を浮かべたので、どうやら不死者の秘宝の正体にたどり着いたようでした。GMとしてここで気づいてもらえたのは嬉しかったです。

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マイヤーズ提督を打ち破り、ブラットは砂浜の国の悪政を正し、議会を立ち上げて砂浜の国を豊かにしていくのでした。ブラットは旧友であるロンリコと話しながら次の旅に出ることを考えながらも、心の中ではあふれんばかりの財力で物事を解決するデルタに対しての敵愾心が一層増すのでした。
そのデルタはどうやらマイヤーズ提督の軍艦を奪い、運送業でさらに金を稼いだんだとか。
カモミールは最後、フロール・デ・カーニャに不死者の秘宝の秘密を教えてもらいました。
フロール・デ・カーニャ「それで、あなたは呪われた不死を得たいと思うの?」
カモミールは少し考えて答えました。
カモミール「いや、人生ってのは有限だからこそ良いんだ」
一つの答えが出たカモミールはすっきりした顔で、最後フロールと一緒に酒場に飲みに行くのでした。

ちなみに冒険が終わってロンリコの旅が終わりロンリコがこれからどうすればよいか悩んでいた時、
カモミール「まあ、孤児院でも開いたらいいんじゃないか?」
GMそれは絶対ダメだ!!!(諸事情により)」
アンディ「まずい、まずいですよ!」
の会話が個人的に一番面白かったですw

◆総括

今回は大きな問題もなく、無事ストーリーが終了しましたが、シナリオを初めてから『2拠点に分かれたPL同士にコネがないから、ダイキリ・モヒート港それぞれのPL同士が絡みにくい』ということに気づいてしまいました。
モヒート港では機転が利いて急遽人形芝居小屋でPLを集めて合流させることができましたが、ダイキリ港ではPLを合流させるのが少し強引な感じになってしまいました。
F.I.N.のメンバーの方は皆ベテランで優しいのでうまくそれに乗っかってくれましたが、このシナリオの始まりのタイミングでPLを合流させるための引き出しは増やしていこうと思いました。
また、カモミールさんのサンプルキャラクターがモノトーンミュージアムの公式のサンプルキャラクターを使っていたのですが、トリッキーなサポートが主な感じのキャラクター構成になっていたので、戦闘中に何もできない状況がよく出てきてしまい、とても申し訳ない状況になってしまったと感じています。
サンプルキャラクターは確かにいろんな個性があると良いとは思うのですが、クイックスタートのサンプルキャラクターはそれぞれ出番があるような作りにするべきかもしれません。プレイヤーが退屈しないようなサンプルキャラクターをもっと作って用意しておこうと思います。

まあ、モノトーンミュージアムはキャラメイクが楽しいので、とても楽しみながらサンプルキャラクターを絶賛作成中です。もし、今度私の卓にご参加される方は是非サンプルキャラクターにも目を向けてもらえると嬉しいです!

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