【モノトーン・ミュージアム】(F.I.N. 2024年4月例会レポート)

2024年4月14日に開催された、TRPG circle F.I.N. 4月例会にてモノトーン・ミュージアムのGMをしました。

今回は『バニパルウィット いきなり!猫の国』のシナリオを実施しました。

※注意
こちらはプレイログになりますので、本レポート内にはシナリオのネタバレが含まれることがございます。
閲覧の際はご注意ください。

☆TRPG circle F.I.N.についてはこちらをご覧ください

プレイログ

◆プレイヤー

PL1. チャムス
サンプルキャラクター『名もなき旅人』
14歳の青年で色んな町を渡り歩いていた人。今回飼っていたパパドールがいなくなってしまった主人公なのだが。。。

ヘイヘ・モシのことは同志だと思っている。

PL2. 一(にのまえ) 美沙
PL自作キャラクターで童子、旅人、稀人
親からもらった刀と着物を形見に世界を旅する少女。

チャムスには悲哀の感情がある。

PL3. ラムル
サンプルキャラクター『御標の守護者』の僧侶
15歳の青年でかつて親が罪人の濡れ衣を着せられたときに、自らが身代わりとなり罪をかぶることになった。罪人ではあるが、教会で更生するという形で入信することになり、今でも罪人の焼き印が肩についている。

美沙に対して憐憫の感情がある。

PL4. ヘイヘ・モシ
オリジナルサンプルキャラクター『闇の狙撃手』の日陰人、狩人
40歳の男で紛争地帯の出身であるがゆえに幼いころから戦いにのまれて生きてきた。今も各地を旅しておりこの町にたどり着いた。(なお、名前の元ネタは伝説のスナイパー『シモ・ヘイヘ』である)

ラムルに対して誠実である。

…、とまあ毎回感情の選択の時RoCなのですが皆さんダイスで決定されるので味方にネガティブな感情を持つ可能性が高いんですよねー…
オリジナルでポジティブ・ネガティブの感情表を作って使い分けれるようにしたほうが良いだろうか?と思う今日この頃です。

◆ストーリー

狭間の日の前日、いなくなったパパドールを探すチャムスに遭遇する美沙。
美沙「また逃げられたの?」
チャムス「大切にしていたのになんでいなくなったんだ?よくあいつの大好きなチョコレートをあげたりしてたし」
全員「犬にチョコレートはあかんww!!」

~~~

バニパルウィットに連れていかれた一同は情報を集めてブブリーナ城に向かう途中でサンダタという魔法使いから魔法の手袋を奪ったドウドウに遭遇します。
ラムル「決闘の前に手袋を相手に投げるというしきたりがあるのです!」
ドウドウ「なるほど、手袋を投げ…。って!おいおい!危うく投げるところだったぜ!」
ドウドウとの闘いでは魔法の手袋を奪うことができればドウドウを無力化することができるのですが、なんとここでヘイヘがあらゆるバッドステータスを盛り込んだ毒矢を打ち込んだことによってリアクションがほぼほぼ0になったドウドウからあっさりと手袋を取り返せてしまうという事に…!
ドウドウ「ちくしょー!なんて奴らだ!!」
というセリフは半分GMの本心がこもっていましたとさw

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ブブリーナ城に到着したら城の周囲は兵士でいっぱいです。ブブリーナ姫の元に行くために、まずは全員隠密しながら潜入するということで3回意志による判定を行う流れとなりました。この隠密が失敗すると城の兵士に見つかったということで残りの判定が肉体の難度の高い判定に変わり、失敗するたびに1D6のダメージを受けるというものでした。
ヘイヘ「この隠密判定に財産ポイント使って達成値足してもいいですか?兵士に賄賂を渡すってことで」
GM「…、面白いのでOKです!ただし、見つかった後の肉体の判定には使えないものとします」

これでだいぶ潜入が楽になった…!

はずだった…

1回目の判定!
チャムス「ファンブル…」
全員「あああああぁぁぁぁぁぁぁwwww!!!!」
いきなり見つかってしまいました。

~~~

なんとかブブリーナの元に到着した一同はパパドールを元の姿にもどしブブリーナもなんとか倒すことができました。そしてその後、バニパルウィットに到着した狭間鉄道に乗って制限時間内にバニパルウィットを脱出することができました。

エンディングで町の入口に停車する狭間鉄道。通常行くことができない世界を巡る狭間鉄道。そのロマンを胸に美沙以外の全員はそのまま狭間鉄道に乗り続ける選択をしました。
しかも、なんとチャムスはせっかく見つけて助け出したパパドールを美沙に渡して狭間鉄道に乗り続けることにしました(これには一同大爆笑)

出発の汽笛が鳴り、次なる世界に向かって飛び立つ狭間鉄道を見上げながら美沙はぽつりと一言。
美沙男ってみんなこうなのね…

◆総括

『バニパルウィット いきなり!猫の国』は制限時間内(要所要所で減っていく砂時計カウンターが無くなる前)にパパドールを助け出してブブリーナを倒しバニパルウィットを脱出しないとけいないのですが、やはりバランスをとるのが難しく、想定より多く砂時計カウンターを残してクリアとなりました。そしてその原因に私は後から気づきました。
ドウドウ戦で手袋を奪われたときにすぐに戦闘終了させてしまった!
時計カウンターは3つ余っていたので、ドウドウ戦が当初想定していた3ターンフルで戦っていればギリギリのスリル感を出せたのですが、それが状態異常を受けたことで1ターンで手袋を奪われて即戦闘終了にしてしまいました。よくよく考えたら手袋なしでも戦わせておけばよかったと思います。
本セッションは無事終わりましたので、終わりよければすべてよしではありますが、私としてはこの失敗は大事な失敗だったと思います。細かい失敗の積み重ねと改善が物語を良くし、またGMとしても成長できるものになると信じています。

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