モノトーンミュージアムRPG『仮初のクリスマス・キャロル』

- シナリオ予告 -


左の地の北、職工の国からさらに少し北にとある町がある
 
今日は12月24日。そう、クリスマス・イブだ
 
その町にはスクルージという金持ちの商人がいる
 
とてもケチで傲慢な人間だが、最近より冷酷さが増しているような気がする
聖なる夜を前に仮初の歪んだ幸せが舞い降りた
 
モノトーンミュージアム
『仮初のクリスマス・キャロル』
―かくして、物語は紡がれる。

- ハンドアウト -

◆ハンドアウト
PC1. 町に暮らす人
クラス:特になし
シナリオパートナー:スクルージ 推奨感情:嫌悪
あなたはこの町に暮らす人だ。この町のスクルージはケチで嫌味な人間なので嫌いなのだが、最近より冷酷な人間になっていると感じる。そんな時に、あなたは町の少年からスクルージの家に3人の精霊が来たという話を耳にしたのだった。
 
PC2 教会の僧侶
クラス:僧侶
シナリオパートナー:3人の精霊 推奨感情: 誠意
あなたはこの町の僧侶だ。もうすぐクリスマスで聖教会も祝いの準備で忙しい。クリスマスの準備をする中町の人々がスクルージに対して悪口を言っているのを耳にする。
 
PC3. 旅する者
クラス:特になし
シナリオパートナー:ベル 推奨感情:悲哀
旅するあなたに悲しい話が舞い込んできた。昔仲の良かった知り合いのベルが7年前に亡くなったとの話だ。ベルの墓参りに行こうと彼女が住んでいた職工の国の北の町に向かったのだが、妙な事に彼女の墓がどこにも見当たらない。あなたはそれに疑問を持った。
 
PC4. 旅する商人
クラス:特になし
シナリオパートナー:マーレイ 推奨感情:懐旧
あなたは10年ほど前に商人のマーレイと取引をしていた。今回用事があって職工の国の北の町に向かうことになった。マーレイはあまりいいやつではなかったが、久しぶりに会ってみるのも悪くない。そう思い町に向かうのだった。
 
PC5. 裁縫師
クラス:裁縫師
シナリオパートナー:スクルージ 推奨感情:疑念
あなたは世界を旅し、ほつれを人知れず繕う裁縫師だ。ある日"夜の女王"(『MM』P211)から連絡を受ける。職工の国の北の町でほつれが生まれているらしい。裁縫師であるあなたは、己の使命に従いほつれを調査するため職工の国の北の町へ向かうのであった。

- シナリオのポイント -

本作はディケンズの小説『クリスマス・キャロル』をもとにしたシナリオです。クリスマスにやるのにちょうどよさそうなシナリオを作ろうということで作成しました。ややロールプレイが求められるような作りとなっています。

モノトーンミュージアムについて

モノトーンミュージアムはすがのたすく氏によって作られた「アイロニックメルヘンRPG」という独自のジャンルのTRPGシステムです。
ゲームの基幹システムにはスタンダードRPGシステムが使用されています。【モノトーンミュージアムRPG公式ページ】
https://www.fear.co.jp/mono/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?