【モノトーン・ミュージアム】(F.I.N. 2024年10月例会レポート)

2024年10月6日に開催された、TRPG circle F.I.N. 10月例会にてモノトーン・ミュージアムのGMをしました。

今回は『謎かけ姫 - トゥーランドット』のシナリオを実施しました。

※注意
こちらはプレイログになりますので、本レポート内にはシナリオのネタバレが含まれることがございます。
閲覧の際はご注意ください。

☆TRPG circle F.I.N.についてはこちらをご覧ください

プレイログ

◆プレイヤー

PL1.ジョン・ヘンリー
オリジナルサンプルキャラクター『孤高の魔法使い』を少し調整した術者
孤児として生まれ育ち、生きるために犯罪行為をしていた。そんなとき、ある術者に助けられ、その術者が経営する孤児院で生活していたが、ある日孤児院の人々が皆殺しになる御標が下されたため、自ら紡ぎ手となり孤児院を出ることになった。

ロカルドに対して嫉妬している。

PL2. ロカルド・ルーユ
オリジナルサンプルキャラクター『始まりの騎士』の戦人、貴人
ペルジーンの騎士の家系の子供で愛人の子供であり今は傭兵として活躍している。家族が御標で殺されてしまい、行き場を失いやさぐれているところを"幸福の王子"オスカー・ワイルド(MMM P99)に拾われ、そこから心を入れ替えるといった過去がある。

ランドルに対して興味がある。

PL3.ランドル・ブランドル
PL自作キャラクターで僧侶
ブランドル家の三男坊。正教会で才み見出され、神羅手衆に所属している。
過去にいろいろあって「御標に従うとダメになってしまう!」と思い知り、独り立ちを決意し出家。教会ではりきってサボっていたところ見つかりペルジーン国の教会に飛ばされた。

エミリアに対して好感をもっている。

PL4.エミリア・ヴァン
オリジナルサンプルキャラクター『旅する其達』をベースにPLが自作したキャラクターで其達、戦人
有翼の其達の一種で、もとは群で暮らしていたが、ある日御標によって世界に旅立つ事となり、そこから旅を続け、今ペルジーンの桂花亭に流れ着いた。

ジョンに対して興味を持っている。

◆ストーリー

ペルジーンの国の西の門を警護していたロカルド。そこにジョンが来たり謎の青年が来たりといろいろな人に出会うのでした。
それにしても、この国の兵士たちは入国の審査が甘い。
兵士「おまえはなぜこの国に来た!」
ジョン「御標を受けて」
兵士「御標なら仕方ない、よし通れ!」
ロカルド「入国の審査がザルだな!」

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中央広場のお店でリューが謎が解けなくて野菜を買うことができなかったのですが。
ランドル「この顔に免じて許してやってくれよな!」
店主「うるせぇ!この国では顔なんて通用しねぇ!謎解きが大事なんだ!」
ランドル「ほぉ、では私が相手してやろう、1時間でも1日でも1週間でもつきあってやろうじゃないか。さあ!問題を出したまえ!」
泣き出す店主w

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終盤の宮殿の裏庭の謎解きラッシュは白熱しました。今回は情報収集によって、謎解きのヒントをもらえる権利を3つ保持していたのですが、一つも使わずにすべての謎を解きました。
ランドル「いやぁ、なんかヒント使ったら負けた気になるんだよなー」

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クライマックスでリューがカラフ王子をかばい死んでしまいましたが、エミリアさんが偽りの不死を使いリューを蘇生させました。
エンディングで丘の上で沈みゆく夕日を眺めながら悲しそうにするリュー。
リュー「私はなんで生きているのかしら?あのまま死んでしまいたかった・・・」
エミリアは少し考えて。
エミリア「長い人生にはいろんな出来事がありますよ。私はこの国を出てまた旅に出ようと思います」
リューはしばらく夕日を眺めていましたが、涙を拭いて立ち上がり
リュー「そうね、じゃあ私もその旅について行っても良いかしら?私もそのいろんな出来事を探してみようって思うの」
こうしてエミリアとリューは新たな旅に出ました。その旅の先で何を見つけたかはエミリアとリューだけが知っている…

◆総括

このトゥーランドットのシナリオが私がTRPGを始めてから一番最初に作ったシナリオでした。
「TRPGに謎解きを加えたら絶対面白くなるはず!」と思っていきなり変わった作品を作ってしまったのですが、いくつかのブラッシュアップがあって面白い作品に仕上がったのではないかと思います。
ただ、残念だったのが謎解きに使うイラストが伝わりにくいという欠点があり。
エミリア「これ・・・、しいたけ?」
GM「すみません、それエリンギです・・・」
といった感じでイラストをプレイヤーが認識するのにストレスが発生する箇所がいくつかありました。もうちょっと問題を調整した方がよさそうですね。
ただ、ファンタジーの世界の中での謎解き作りは車や飛行機などファンタジーの世界観に則さないものが使えない制約があって難しいです。曜日に関しての問題も悩んだ結果入れませんでした(モノトーンミュージアムの世界に曜日の概念があるかどうかわからなかったので)
かといってモノトーンミュージアムの設定ありきの謎も出したくはありませんでした。それはルールブックを持っていなかったり、あまり設定を読んでいない人が解けないといった状態を作りたくなかったからです。

なお、モノトーンミュージアムの世界において、出てくる国は『○○の国』などの名前で終わるのですが、このシナリオではペルジーンという国名がついています。これは、謎かけの国が1つだけとは限らないといった思いをこめてちょっとルールを逸脱してつけています。他の謎解きの国のシナリオを作ってまた皆様が遊べるよういろいろと頑張っていきたいと思います。

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