見出し画像

【フル動画】北村滋×三浦瑠麗「前国家安全保障局長に聞く 重信房子、日本赤軍との闘い」

◆この国の安全保障を問う

 文藝春秋digitalは、6月20日(月)20時〜、前国家安全保障局長の北村滋さんと、国際政治学者の三浦瑠麗さんによるオンライン対談イベント「前国家安全保障局長に聞く 重信房子、日本赤軍との闘い」を開催しました。

《対談はこのページ下部にあります》

 北村さんは内閣情報官をおよそ8年、国家安全保障局長を2年ほど務め、日本のインテリジェンスを支えてきた存在です。2014年に施行された特定秘密保護法の制定、国家安全保障局(NSS)の発足など日本の情報収集、国家安全保障上の課題に対峙し続けてきました。

 月刊「文藝春秋」にて、北村さんは連載「外事警察秘録」を2022年6月号より開始。北朝鮮拉致事件や、日本赤軍との闘いなど公安警察外事課の知られざる舞台裏を明かしています。

 5月28日、日本赤軍の幹部であった重信房子元受刑者が満期出所しました。日本赤軍はイスラエルのロッド空港乱射(1972年。死者24人)、オランダ・ハーグの仏大使館占拠(1974年)、バングラデシュ・ダッカ空港に緊急着陸した日航機乗っ取り(1977年)など、日本国外でテロ事件を引き起こしてきました。

 北村さんは、日本赤軍は「パレスチナ解放人民戦線(PFLP)との共同作戦を敢行するなど、それ以前に日本警察が対処してきたテロ組織とはスケールが違った」と綴り、外事警察は日本赤軍と長い闘いを続けてきたとしています。

 安全保障は国家と国家の利害が衝突する現場であり、北村さん自身、ロシア、中国、北朝鮮、イランなどの国々と対峙し、拉致事件の解決に取り組んできました。一方で、特定秘密保護法制定時の国内でのバッシングなど、安全保障に関する議論はメディアを含め忌避されてきた側面があります。

 三浦さんは国内の対テロ防護への意識や関心の低さに警鐘を鳴らしています。原子力発電所など日本国内のインフラのセキュリティについてのメディアにおける議論は依然として未成熟です。

 安全保障という国益と国益がぶつかり合う舞台で日本はどう振る舞うべきか――。貴重な対談を、ぜひご覧ください。

 当日リアルタイムでご覧になれない方も、イベントの模様を収録した動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、動画はイベント終了後、一両日中に公開します)。動画は本記事のいちばん下(有料部分)にアップします。

◆イベント概要

イベント名:「前国家安全保障局長に聞く 重信房子、日本赤軍との闘い」

出演:北村滋、三浦瑠麗

日時:6月20日(月)20時〜21時30分(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。

料金:900円(文藝春秋digital定期購読内コンテンツ)※購読者の方は別途料金はかかりません。

◆北村 滋(きたむら・しげる) プロフィール

北村氏 差し替え用写真

…1956年12月東京都生まれ。私立開成高校、東京大学法学部を経て、1980年4月警察庁に入庁。1983年6月フランス国立行政学院(ENA)に留学。1989年3月警視庁本富士警察署長、1992年2月在フランス大使館一等書記官、1997年7月長官官房総務課企画官、2002年8月徳島県警察本部長、2004年4月警備局警備課長、2004年8月警備局外事情報部外事課長、2006年9月内閣総理大臣秘書官(第1次安倍内閣)、2009年4月兵庫県警察本部長、2010年4月警備局外事情報部長、2011年10月長官官房総括審議官。2011年12月野田内閣で内閣情報官に就任。第2次・第3次・第4次安倍内閣で留任。特定秘密保護法の策定・施行。内閣情報官としての在任期間は7年8ヶ月で歴代最長。2019年9月第4次安倍内閣の改造に合わせて国家安全保障局長・内閣特別顧問に就任。同局経済班を発足させ、経済安全保障政策を推進。2020年9月菅内閣において留任。2020年12月米国政府から、国防総省特別功労章を受章。2021年7月退官。現在、北村エコノミックセキュリティ代表。

◆三浦 瑠麗(みうら・るり) プロフィール

三浦さんトビラ③ (1)

…1980年10月神奈川県茅ケ崎市生まれ。山猫総合研究所代表。内政が外交に及ぼす影響の研究など、国際政治理論と比較政治が専門。東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了、博士(法学)。 東京大学大学院公共政策大学院専門修士課程修了、東京大学農学部卒業。日本学術振興会特別研究員、東京大学政策ビジョン研究センター講師などを経て2019年より現職。

◆問い合わせ

文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp

◆対談フル動画

《対談動画はこの下にあります》

ここから先は

28字
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju

文藝春秋digital

¥900 / 月

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…