俳句 越智友亮「今を生きる」
今を生きる
薔薇一輪分かり合うには子は幼し
祈るなり苺のジャムに粘度あり
かたばみやあくびのときは息吸えず
歳時記に開き癖ある素足かな
逡巡に沈黙長し濃紫陽花
線路に従う電車のあわれ夏の空
子は今を最も生きてレモネード
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