同級生交歓|函館ラ・サール高等学校 昭和45年卒
人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。
東京都港区 料亭赤坂浅田にて(撮影・山元茂樹)
(右から)
弁護士
菊地裕太郎
日本医師会会長
中川俊男
AGE牧田クリニック院長
牧田善二
我われ3人は50年前、第8期生として函館ラ・サール高等学校を卒業した。もっとも、8期生だけは学園紛争によって授業ができないとして3年生の12月から冬休みを言い渡され、卒業式すら行われなかった。荒れた学年ということである。
中川はサッカー部、牧田は帰宅部、菊地は新聞部といささか怪しい。ほろ苦い多感な高校時代、共に寮生活を送った。
中川は脳神経外科医として名を馳せ、今年、日本医師会会長に就任。菊地は今年3月、2年間の任期満了をもって日本弁護士連合会会長を退任。牧田は銀座でクリニックを営み、今や糖尿病の権威だ。著書は80冊を超える。
辿ってきたそれぞれの人生の結節点のひとときを今後の生き様とともに語り合い、再会を誓った。(菊地)
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