
《5月22日(月)21時〜生配信》二本樹顕理×秋山千佳「ジャニー喜多川『性加害』で私はどん底に落ちた」
「文藝春秋digital」で好評だったウェビナーは、舞台を「文藝春秋 電子版」に移して、さらにパワーアップ。本日5月22日(月)21時より、かつてジャニーズJr.として活動していた二本樹顕理さんと、性被害者の取材を続けてきたジャーナリストの秋山千佳さんによるオンライン番組「ジャニー喜多川『性加害』で私はどん底に落ちた」を配信します。
「ジュリーさんも何も気づかなかったということはありえない」
13歳のジャニーズJr.時代、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けたことを文藝春秋 電子版掲載の「ルポ 男児の性被害」で明らかにした二本樹顕理さん(39)。ジャニーズJr.として活動していた1996年秋以降、少なくとも10回程度の性被害にあったことを実名で告発しています。
一部のメディアでしか報道されてこなかったジャニーズ事務所の性加害問題ですが、NHKの「クローズアップ現代」など、これまで沈黙を守っていたテレビ番組でも、取り上げられるようになりつつあります。
二本樹さんはジャニー喜多川氏による性加害の後、長い間、強い自己嫌悪に苛まれ、一時は「もう死ぬしかない」と思いつめたといいます。ジャニー氏死去の一報に触れた時、「ああ、これで少年たちを食い物にするような人物がこの世からいなくなったんだ」と安堵したとその胸中を語っています。
絶対的な力関係の下で被害に遭っている子どもが声を上げられず、また、犠牲の実態を知っても、周囲の大人たちが権力者に忖度し、見て見ぬふりを続けてきたことが問題の根幹にあります。
先日5月14日、同事務所の藤島ジュリー景子社長は謝罪する動画と文書を発表しましたが、二本樹さんは性加害の告発が1960年代からあった事実を指摘し、「マネジャーなどはもちろんですが、ジュリーさんも何も気づかなかったということはありえないと思います」と語っています。
ジャニーズ事務所の対応は十分なのか。性加害の際に行われる「グルーミング」の手口とは。そして、男児の性被害の理不尽を失くすために、いま求められていることは何か——二本樹さんと秋山さん、お二人の対談をぜひご覧ください。
当日リアルタイムでご覧になれない方も、アーカイブ動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、アーカイブ動画は生配信終了後、一両日中に公開します)。
◆番組概要
番組名:「ジャニー喜多川『性加害』で私はどん底に落ちた」
出演:二本樹顕理、秋山千佳
日時:5月22日(月)21時〜22時30分 完全オンラインイベントです
※視聴するには、「文藝春秋 電子版」の会員になる必要があります
◆二本樹 顕理(にほんぎ・あきまさ) プロフィール

1996年にジャニーズ事務所に入所。13歳だったジャニーズJr.時代、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けた。退所後、16歳で渡米しオーディションの末アメリカのポップロックバンド「No Curfew」にギタリストとして加入。主にヨーロッパで大規模なプロモーション活動を行い、メジャーデビューした経験を持つ。2004年帰国以降は、国内アーティストや海外アーティストとの共演などを含む、ライブサポートやレコーディング、 楽曲提供や音楽講師として活動中。
◆秋山 千佳(あきやま・ちか)プロフィール

1980年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に記者として入社。大阪社会部、東京社会部などを経て2013年に退社し、フリージャーナリストに。著書に『実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実』(KADOKAWA)、『ルポ保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル』(朝日新書)、『戸籍のない日本人』(双葉新書)、 『東大女子という生き方』(文春新書)など。「文藝春秋 電子版」では「ルポ 男児の性被害」を連載中。
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