ワーママはるが考えるポストコロナの「お金・キャリア・幸福」
■ワーママはる
外資系メーカー15年勤務フルタイム、転勤族。2歳6歳兄弟(不妊治療)をワンオペ育児。2020年4月会社員を卒業して、学びのサバティカルタイム中。女性的キャリア構築、家事効率化、知育、教育費目的の資産運用などについて、Twitterやnote、Voicyで積極的に情報発信をしている。
Twitter:@wa_mamaharu
note:waamama
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「幸せだった」と思える3つの要素
私たちを幸せにしてくれるものは何でしょうか?
仕事? 異性? 子ども? 夫婦? 遊び?
100人いれば、100通りの答えがあるでしょう。
私は、死ぬ前に「自分の人生は幸せだったな」と思えるために大事な要素は、健康、繋がり、お金の3つだと考えています。
私はワーキングマザーで、この春に16年勤めた外資系企業を退職して、サバティカルタイムを過ごしています。サバティカルタイムとは、使途に制限がない職務を離れた長期休暇のことです。休暇の目的を決めず、自己啓発や学び直しの時間とし、昨今では、企業が1年など時間を区切って社員に付与したりもしています。私は自主的に現在サバティカルタイムを取得しています。
何をしているのか?
会社員を一旦卒業して、ヨガレッスンや、(モノやココロの)片付けサービスをしたり、コミュニティ運営や発信、書き物をしたり、かつて興味があったコトを学び直したりしています。自己のキャリア形成をする旅の途中にいるのです。
私は子どもが2人いるワーママですが、会社員時代、出産を機に、強制的に長時間労働が出来ない枠(残業できない、24時間好きなように仕事ができない)に入ったことから、幸福とは何か?と長い間、考え続けてきました。
「仕事に求め続けると定年で終わりが来る」
「資産をたくさん持つ事と考えてもそうではない」
「趣味かと聞かれると物足りない」
「子育てだと、いつか巣立つ」
自分にとっての「幸せの重要なファクター」は何か?と考えていくと、「健康と繋がりとお金を上手く重ね合わせ、幸せなキャリアを描いていくこと」が重要だと気が付きました。
「キャリア」は「仕事」ではない
では、ここでいう「キャリア」とは何なのでしょうか。
キャリアとは「仕事」だけを指すことばではありません。厚生労働省によるとキャリアは「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」として定義されています。
とは言っても、キャリアにおける「仕事」はとても重要な要素です。そして、仕事をしていく上で、切っても切り離せないのが「お金」です。
いくら仕事が好きでも、お金が1円も貰えなかったら、生活が成り立たない! ため、仕事を「収入+〇〇」と捉えている方は多いのではないでしょうか。
好きな仕事(売れない役者とか)をしていても、全然稼げず、家族を持ちたいが厳しいという状況にある人は、瞬間的には幸福かもしれませんが、「持続性」「継続性」で定義されるキャリアを得ているとは言いにくいのではないかと、私は考えています。すなわち、仕事とお金は「幸福」に密接に関連しているのです(かといって、多く稼げれば幸せという話でもありません)。
ここで「仕事」「お金」「キャリア」を整理すると、「仕事」を点として見た時に「お金」はその点を打つ経費であり(生活や学びなど個人を社会において存続させるために必要なモノ)「キャリア」は点が繋がって線になっていくものとして考えることができます。
さらに、キャリア形成で重要なのは「自らの力で生き方を選択していくことができるよう必要な能力や態度を身に付けること」と定義づけされています(文科省HP)。私たちが「線」を創っていくには、ただ機械的に仕事をしているだけではなく、能力、技能形成が必要ですし、個人の生き方、つまり「自分の幸せ」が何かを確認して、節目ごとに自ら選んでいく必要があるのです。
これを踏まえた上で、私にとっての幸せのファクターである(1)健康、(2)繋がり、(3)お金について、それぞれ見ていきましょう。
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