同級生交歓|開成高校 昭和48年卒
人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。
東京都荒川区 開成学園新校舎にて(撮影・山元茂樹)
(右から)
三菱製紙元常務
半田常彰
大和ハウス工業副社長
村田誉之
ソニーフィナンシャルホールディングス前社長
石井茂
みずほリース常任顧問
本山博史
開成中学校・高等学校校長
野水勉
築地本願寺宗務長
安永雄玄
新赤坂クリニック副院長
酒井敬介
東京大学名誉教授
月橋文孝
千葉大学予防医学センター特任教授
下条直樹
開成学園は、明治4年に共立学校として創立され今年が150周年。私達は昭和48年卒業の同級生である。
野水君は、名古屋大学教授を経て、昨年より母校開成学園の校長に就任。同級生から校長が誕生したのは誇りであり、今後の変革を主導してくれるものと大いに期待している。下条君は子供に愛される先生として千葉大学大学院小児病態学教授を経て現職。昨年東京大学を退職した月橋君は、現在JFEスチールのリサーチアドバイザー。半田君は東大野球部に進み、社会人野球の三菱製紙八戸に入社。現在は開成高校硬式野球部OB会長を務めている。
成績優秀で温厚な人柄の酒井君は消化器外科の医師になり、日赤医療センターの副院長を経て現職。村田君は大成建設副会長を経て、最近、大和ハウス工業の副社長に就任し活躍中だ。
本山、石井、安永の3名はともに金融界に進んだ。本山君はみずほ証券社長を経てみずほリース社長を務め、石井君はソニー銀行を立ち上げソニーフィナンシャルホールディングスの社長、ソニー常務を務めた。
私は三和銀行を経て島本パートナーズ社長を務め、6年前から築地本願寺の宗務長としてお寺の経営改革に取り組んでいる。
私達が、高校2年生の時に開成百周年でできた体育館は今回取り壊され新校舎が建っている。50年の時の流れをしみじみと感じる今回の同級生交歓である。(安永)
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