俳句|岡田一実
峰巒
水音がひかりと見えて枯芒
水の面の落葉の層のほぐれくる
午後の日を鋭(と)き鳥ごゑや山眠る
餅搗の音に峰巒(ほうらん)のたたなづく
読初の文字の四角く組まれをり
寒禽の屢(しば)鳴く嘴の夥し
日脚伸ぶ手指を隈なく濡らす度
ここから先は
0字
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…