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俳句|小川春休

鯛のくちびる

いづれかにすべし話すか餅食ふか

四温なりちよつと良い寿司でも行くか

冬の灯に鯛のくちびるぽつてりと

風花にどこまで転げゆく缶ぞ

大寒の団地に靴の響きけり

工事用迂回路寒き灯を並べ

白き息月へとのぼりつつ消ゆる

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