林桂 日日紀行――夏から冬へ 俳句
故郷は遠くなるもの雲の峰
大伸びの山蛭山へ急ぎをり
掌の中で消えし清水の光かな
秋草のみな濡れてゐて潮あかり
大利根の光角立つ小春かな
父ははの國の近さよ風の花
夢の世の雪傘のなか明るけれ
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