俳句|山田耕司
さるぐつわ
数へ日をバターぼんやりパンに溶け
人さまに殺されてゐる昼の咳
休憩終了つめたき紙に飴を吐き
矢印のままに地下へと人の冬
ゆく年の耳なら咬んでいいですか
淑気かなマスクの列に猿轡
をぢさんのおつぱい豊かなり初湯
ここから先は
0字
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54742002/profile_a2d1bc9047964b0b316ead227fc29140.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…