囀る鳥は羽ばたかない9巻(まとめ感想)
2024.10.1 囀る鳥は羽ばたかない9巻発売!!
囀る鳥は羽ばたかない9巻発売、待ってたよ!発売おめでとうございます!!
ローソン限定豪華BOXとコミコミスタジオからの発送が当日に無事届きました。
とらのあなもネット予約で注文していたけど発売日には届かず・・・むーん。
アニメイト版は明日アニメイトショップに行って、発売したての空気感を楽しんで購入します!どんな感じで売ってるのかな?ワクワク。
で、9巻を読みました!
私はイァハーツ本誌民なんで内容はもうすでに知ってるんですが、まあ9巻発売日までに何度も擦りまくったんですがやっぱり興奮する!
改めて一つの単行本になってるのは芸術品って感じがして喜ばしいのです。
どの立場かな私?笑
とにかく興奮してまた9巻の内容をダイジェストみたい感じで感想を書こうかなって思います。
本誌で読んでる1話ごとの細かいリアタイ感想文はこちら(noteに書き出したのは56話から)↓
改めて囀る鳥は羽ばたかない9巻感想
まず表紙ね!あーもう美しい!!!!!矢代!!
顔面の美しさに益々の磨きがかかってる事に評判の矢代(40)←嘘だろ
ヨネダコウ先生のカラーイラストは貴重というか、カラーイラストが出るたびに思うのだが、先生の絵、スキ!!!先生の色使いがまじで好きだ!!
色はその人のセンスを表すよね。先生、センスがいい。
スタイリッシュ!スマート!シンプル!大人!
そして話の内容的にも、まあ、矢代の年齢的にもなんだか大人の寂寞感を感じる今回の表紙。あと矢代のコート姿もありがとうございまっす。矢代はやっぱ黒コートよね。スーツに着る黒コート界で矢代の右に出るやつおりませんわ。
でね、ローソン限定BOXではこのイラストの全貌がアクスタであるのですが、このイラストは百目鬼がいるんですがね、それも激しくいいんですがね、9巻表紙はこれを切り取ってるのがなんかまたエモいといいますか。
これはオタクの深読み考察という悪癖ですがまあ早口で語らさせてもらうと、この切り取ってる部分で二人の微妙な関係性が出てるというか、百目鬼が掴もうとしてる矢代の顔、うーん追っかけてるけどその腕を掴む矢代ね!うんうん、受け止めずストップをかける矢代たんね!そういう事だよね!
さて、表紙開きましょうか。
まじにこの表紙を堪能しすぎてしばらく本開かなかったよね!
内容はもうすでに何度も本誌で繰り返し読んでいるのでとりあえずパラパラ〜ってしてみたら知ってたけど今巻肌多めやな!
囀る民は数年もの間、百目鬼との濡れ場シーンを禁欲させられていたので今回の二人の濡れ場の多さに辟易としているのです。素人童貞みたいなもんですよもう。
何年もそんな事なかったのに、いきなり、ドッカンドッカンきて。。。童貞には事が大きすぎるんよ。色々ともたんのよ。
今からは箇条書きスタイルで9巻の個人的な名場面&良かった所をダイジェストで振り返ってみますね〜!
51話
51話はまじ名場面の塊。二人の四年越しのキスだが激情が走ります。これ本誌で読んでてめっちゃ盛り上がった。ファあああああ!!!ってなって昇天したの今でも覚えてる。
今までで一番怒りを見せる百目鬼。矢代の身体を貪ろうとする百目鬼に抗う矢代。そこでみた百目鬼の背中一面の刺青。一瞬時が止まり矢代がキレ、百目鬼を殴る蹴る。それに対してキスをする百目鬼。9巻で一番の激情じゃないでしょうか。9巻だけじゃなく全話通しても二人がこんなに激しくぶつかり合ったのはなかったのじゃなかろうか。
このキスがとにかく名シーンすぎる
キスシーンのコマ割りが最高すぎる。天才。
百目鬼の刺青発見→矢代キレる→百目鬼矢代に4年越しのキスをする→矢代百目鬼に馬乗りでキスに応える
↑この流れが大天才すぎて優勝。この一連のコマ割りが最高にドラマ。興奮度ブチ上がり
52話
矢代百目鬼も読者も久し振りのセックスで心が追いつかない回
久々のセックスが激しすぎてもう・・・もう・・・・
身体は交わったのにそれでも心はすれ違う二人を見て読者はその通常運転っぷりに心を痛めつつこれが囀るとまた悶えさせられる
53話
天使の寝顔を見せる矢代の横で百目鬼は七原に矢代の目のことを勘付き始めている内容、やはり百目鬼は矢代のことをよく見ている。この事に気づくのも遠くない未来でありそうだ
矢代の髪下ろしの破壊力を心配する百目鬼
昔の優しいセックスとは違い容赦のない激しい百目鬼のセックスに「呪いのかかったままの俺は昔のお前ばっか探してる」この辛く切なくなる矢代の心境を知る
目のことを思ったのか矢代にスマホを返すときに両手で包み込んで渡す百目鬼の優しさすき
百目鬼の愚痴を右腕の七原に言う矢代。そしておしぼりを七原の顔面に容赦なく投げ飛ばすこの世で一番見てて微笑ましい部下へのパワハラ
54話
それぞれのヤクザ回。神谷のヤクザから始まり、矢代お仕事モードで、七原も元ボクサーの腕前を見せる。七たんのスーツは面白いくらいボロボロになる。
そして百目鬼と井波の密会。前話からちらつかせていた矢代と井波の動画鑑賞会でキレる百目鬼。そして前話に続きまたしても矢代のモノが勃たないと言う秘密を知る
55話
井波に対して気持ち悪いなって火の玉ストレート悪口百目鬼
百目鬼車に戻り矢代が自分以外で勃たないって事を思い返すこのシーンのコマ割りが本当にニクイね!朴訥な百目鬼の心乱されてる表情がありありと出てます
綱川過去回!綱川ファンの私には綱川が若かりし頃玲司さんって呼ばれて容赦ないキレッキレなヤクザしてるのは嬉しい。綱川はイケメンよ。
百目鬼、矢代の家を訪れ見張り役がお役御免になったのを報告する。じゃあもう行けよと言う矢代に帰ると思いきや、次のページで矢代の咥えようとしたタバコを取る・帰らないんかーーーーーーーーい!!!!!!←興奮
56話
56話も名場面が多く、そしてオタクを殺す回
「感情を押し殺してきたこの人が逃げないように」と四年後に初めて語る百目鬼の心境。これは名文。そして本誌を読んでた時はこの感情を押し殺してきたを「矢代が」って思ってたけど多分これの主語は百目鬼である。多分。今ではそう思える。そうなってくると百目鬼の健気さと必死さになんとも言えない保護者の感情が芽生える
矢代から奪ったタバコを吸う百目鬼。「甘くて苦いあなたの味がします」←泣
自分以外では勃たない事を矢代に静かに問い詰めるシーン。
矢代は終始ツンで返す。矢代好き勢にはこのツンがたまらない。そしてこのツンには百目鬼に対する矢代の本音が垣間見える
「酷いの好きでしたよね」「・・・好きだよ」 ハイ、名シーンありがとうございます・・・!ここの矢代の表情がタマラなーーーーく良い。全てが詰まってる気がした。
てゆか56話全体を通して二人ともの表情が神回
たまらなくなってキスする百目鬼。キスが、甘く、複雑な感情を抱擁してて二人の熱もはらんでる。
そして肌!!!肌多い!!!!いっぱいのコマ!いっぱいの肌!!!
純愛とドラマ性がありすぎてたまに忘れるけどBLしてる!
「なっ・・・あ これ、何のセックス・・・?」「俺は節操がないのでただやりたいだけです それ以外にありません」「いいな それ」←まじでいい。大人!!!!!!大人にしか分からないこの台詞のやり取りのかっこよさってかもはやスタイリッシュさを感じる!!!何だ?いや違う語彙力のなさで良い説明が見つからないがこの切なさと複雑さをシンプルな台詞まわしで表してるのがすごい大人ってこと!
途中で挟む舌キスもすごくドラマなシーンで大人だわ。囀るの大人の奥深さが出てていいよ
57話
甘い恋人キスで始まる57話はキス回。今までの巻は二人の行為が全然なくキスなんてとってもレアすぎてこちらが童貞になるくらいだったから心が追いつかいないまたしても
4年越し初セックスの時とは違い今度は甘いセックス。この回はとにかく甘い。百目鬼が優しい
初兜合わせ
百目鬼の愛撫が丁寧で矢代何かを思い出し百目鬼を突き放す「吐きたければ吐けばいい」と百目鬼。これを言う百目鬼の心情は矢代の思いを知ってそれでも受け止めるからということなのか。
「ヤリたくってしょうがねえってカオしてんな」もうエモいもう切ない
最後に「相変わらず俺は矛盾している」で始まる矢代の独白。この「矛盾」がここへ来て出てきたことに感慨深いと同時に不穏な気持ちになる矢代の闇が深い部分と矢代の過去のあまりに悲しいシーンが出てきて本当に悲しくなる
58話
三角、影山、久我が出てくる久々キャラ登場回。特に久我。
三角と綱川の会合シーンは三角が相変わらずの矢代への執着愛で色々と心配になるくらい
目のことを影山に言っちゃう七原の胸ぐらを掴んで怒る矢代。百目鬼矢代がすれ違ったり矢代の悲しい心境シーンが続くとこのパワハラが本当微笑ましい
百目鬼が矢代と何度も重ねる逢瀬シーン←エロい
またもや影山に(百目鬼のこと)惚れてるんだろと突きつけられるシーンで今度は違う心の受け止め方で「勘弁してくれ 本当に」と矢代のクソって感じの口元で終わる(影、お前は本当にダークホースだよ)
もっと簡潔にまとめるつもりだけど読み直してる内に興奮が高まってきて無理だった・・・!
こうなってくると今まで仏の気持ちで最新話待ってたけど今はすごい次の話が待ち遠しい!!
次はいつ出るんだろう。
もう囀るが終盤に向かって言ってるわけですがこんなにBLにハマるきっかけを与えてくれた神話のようなこの作品が終わる事を思うと考えたくないし、辛い・・・
でもそんなことを言っても仕方ないのでコラボカフェもあるし、最新話も気長に耐えて待ちます。
9巻は4年後の激情が走る話をまとめた本だったのでそれがようやく一冊になって出てくれたのは喜ばしいです。
あとは各書店の特典リーフレットを楽しみに生きます!