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【大ピンチ】赴任直前に体調不良、渡航できないかも...


こんにちは、m @ ぼっち台湾生活です。
タイトルの通りなのですが、実はわたしはいよいよ赴任、さあ出国するぞという一番大事なタイミングでなんと体調を崩すという大ピンチに陥りました。
当時半泣きで対応策などを検索しまくったのですが、あまりにレアケースなのか、ほとんど情報が出てこなかったので、いつか誰かの参考になったらよいなと思い、お恥ずかしい話ですが記録として残しておきます。

出国前日にいきなり発熱

出国前日、わたしはギリギリまで台湾へ持っていくものや後から送るものの買い出し、荷造りをバタバタと進めていました。
朝からあちこち歩き回って、午後から郵送品の梱包や荷造りを進めながら、ふと思いました。

「え、なんか暑くない???」

暖房が効いた部屋でずっと作業をしていたのでそのせいかな、と一度は思ったのですが、それにしては妙に顔が火照っているし、なんだか頭もぼーっとするような…?と不安になり、念のため体温を測ってみると、体温計にはなんと37.9℃と表示されていました。

え?エ??これやばくない???
とりあえず作業の手を止め、「飛行機 発熱 搭乗」で検索したところ、以下のような案内がありました。

○ 体温測定の結果、37.5℃以上の発熱があり、咳や倦怠感等の症状が見られるなど感染症が疑われる場合は、搭乗のとりやめを要請することがあります。

航空ネットワーク:「航空便をご利用のみなさまへ」 - 国土交通省

その他、各航空会社のQ&Aページ等にも同様の内容が記載されていました。
つまり、このままだとわたしは赴任どころか出国すらできない状況だったのです。
気づいたときには病院はすでに閉まっていて、荷造りもまだ中途半端。何かのエラーではないかと、何回測り直しても体温計に表示されるのは同じような体温。
どうしよう、どうしようと焦りながらも、いざ体温が下がれば予定通り赴任になるので荷造りは進めないといけなくて、心臓をバクバクさせながら必死に出国準備を進めました。
その後も寝るまでちょくちょく体温を測りましたが、飛行機に乗れるか乗れないかのギリギリのところで推移していたので、「どうか寝て起きたらいつも通りに戻っていますように...」と祈るような気持ちでベッドに入りましたが、不安すぎて夜中まで涙が止まりませんでした。

出国当日の朝、体調は?

結局あまり眠れないまま起床時間を迎えましたが、起きた瞬間の感想は「あ、これだめそう」。
というのも、ベッドから出た時点ですでに身体がぽわーっと熱くて、なのに手足は冷え切って震えていました。
どう考えても発熱しているな、と体温を測る前から察していました。
体温を測ってみると案の定37.5℃。飛行機にはギリギリ乗れない体温でした。
解熱剤を飲んで無理やり行ってしまおうかとも一瞬考えたのですが、
・インフルエンザやコロナなど、感染症の疑いがあること
・現地到着後に体調が悪化してしまったときのリスク
・悪化した場合、到着早々に海外で病院にかかることへの不安
など、不安要素があまりにも多かったので、その日は渡航を断念、日本と現地の担当者へそれぞれ渡航不可の連絡を入れて、病院が開く時間までひとまず休むことにしました。(ちなみにこの時もちょっと泣きました)

対応が必要だったこと、対応の流れ

まずは病院で診察を受ける

まずはインフルエンザやコロナなどの感染症でないかを調べる必要があります。
結果次第では出国できる日程や、現地到着後のスケジュールが大幅に変わる可能性があるので、必ず医師の診察を受けて診断書を書いてもらいましょう。
会社へ診断結果を報告するほか、後述しますが飛行機やホテルのキャンセルの際にも診断書の提示を求められる場合があります。

日本担当者・現地担当者への連絡

赴任にあたって、手続きの窓口になっている担当者や部門が日本と現地それぞれにあると思いますので、渡航できないことが確定した時点で速やかに連絡を入れます。
その後は人によってそれぞれ指示が出るかと思いますが、わたしの場合は以下のタイミングで連絡を入れていました。
①前日、発熱していることがわかったとき
②当日、体温を測って渡航できないことが確定したとき
③病院での診断結果がおりたとき
④体調が回復したとき
幸いにもわたしはインフルエンザ・コロナともに陰性だったので、体調が回復した翌日に渡航することになりました。(急すぎてだいぶ焦りましたが)

飛行機

予定していた便に乗れなくなってしまった際の対処として、フライトを変更するか、キャンセルして払い戻しの依頼をするかの2択になると思います。
が、体調不良の場合には「いつ搭乗できるのか(=いつ体調が回復するのか)」が未定なことがほとんどだと思うので、後者の払い戻しを選択される方が多いのではないかと思います。
払い戻しの可否については航空会社や予約した運賃によっても結果が異なりますが、とりあえずJAL/ANAから近しいお問い合わせ内容への回答を引用します。

Q: インフルエンザウィルスに感染した場合、予約した航空券を変更・払い戻しする方法を教えてください。

A: 変更・払い戻しする方法は以下のとおりです。
変更される場合
ご旅程の変更については、航空券や空席状況などによって取り扱いが異なるため、お問い合わせ(国際線)へご連絡ください。
なお、旅行開始前の場合は運賃規則に準じた通常の取り扱いとなります。

払い戻しされる場合
お客さまご本人、またはご同行のお客さまがインフルエンザウィルスに感染し、予約された便に搭乗いただけない場合は、医師の診断書の提出を条件に、内容を確認の上取消手数料をいただかずに払い戻しいたします。
なお、一部運賃については対象外となる場合がございます。
お客さまご本人、またはご同行のお客さまの診断書を国際線航空券払い戻し専用受付フォームへ添付してお手続きいただくか、お問い合わせ(国際線)へご連絡ください。

なお、国際線航空券払い戻し専用受付フォームで払い戻しされる場合は、申請後1週間ほどお時間を要する場合がございます。

https://faq.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/28743/c/86

【国際線】体調不良(病気やけが)のため、予定の便へ乗れません。どうしたらいいですか。

変更や払い戻しの取り扱いに関しては、ANA電話窓口 または市内・国際線空港カウンターにお問い合わせください。
お客様のご予約、航空券の詳細/運賃規則を確認のうえ対応させていただきます。

場合によっては診断書をご用意していただくこともあります。

https://ana-support.my.site.com/jajp/s/article/answers5466ja

わたしはANAのフライトを予約していたのですが、電話にて問い合わせたところ専用のお問い合わせフォームを送っていただきました。
フォームへ体調不良のためキャンセルしたい旨と、診断書の写真を添付して送付し、翌日には全額払い戻しの手続きをしていただけました。
この時ほど「高かったけど日本の航空会社にしといてよかった・・・!!」と思ったことはなかったです。

ホテル

わたしの場合は到着日と現地物件への入居日が違う日だったので、入居日までホテルに滞在予定でした。
航空券と同じく、ホテルや宿泊プランによって対応が異なりますが、予定通り宿泊できなくなったのでキャンセルしたい旨を診断書と併せてメールで連絡しました。
こちらも幸い、「宿泊日の変更」という形で処理していただき、キャンセル料を免除していただけました。

在留届

出国前に前もって提出をしていた場合には、出国日を変更するために変更届の提出が必要になります。
在留届はオンラインで簡単に提出ができるので、こちらは体を休めながらスマホでぽちぽち〜っと再提出しました。


万全の体調で赴任するために

ここまで色々と書いてきましたが、本当はこんな状況にならないよう、海外赴任に向けて体調をしっかり整えられるのがベストです。
どれだけ気をつけていても体調を崩してしまうことはありますが、こんなに面倒な対処をする人がこれ以上増えてほしくないので(笑)
「こうしておけばよかったな〜」と思ったことを、ありきたりですがいくつか挙げておきます。

食事と睡眠をしっかりとる

もともと出勤時間がバラバラな業種だったので、不規則な生活を送りがちではあったのですが、赴任直前は普段よりもさらに眠りの質がよくなかったり、ストレスで甘いものやジャンクフードをたくさん食べてしまったり、より一層生活習慣が乱れてしまっていたなと今になって思います。
栄養のあるものをしっかり食べて、夜更かししすぎずにしっかりと睡眠をとる。赴任前後だけでなく、普段から大事なことではありますが、もっと気を付けるべきだったなあと思います。

不安やストレスを溜めすぎない

これに関しては赴任後の今もあまり改善できていないので、今後も気を付けないといけないのですが…
わたしはどちらかというと心配性、何かと不安になりやすい性格で、「あれもいるかな?これもやっておいた方がいいかな?」と心配なことがどんどん思い浮かんでしまうタイプの人間です。
いちおう自分でも自覚があるので、ここ最近はわりと上手に自分の性格と付き合えているかと思っていたのですが、今思えば赴任が決まってから渡航日まで、海外赴任に対する不安や心配を感じずに過ごせた日がほとんどなかった気がします。
家でのんびりしていても、友達と遊んでいても、常に頭の中のどこかで「本当にちゃんとやっていけるかな、大丈夫かな」と漠然とした不安があり、心から休む、リラックスすることがずっとできていませんでした。
おまけに人に悩みを相談するのもあまり得意なほうではないので、自分が抱えていた不安をほとんど周りに話すことができず、赴任直前はかなり精神的に不安定な状態だったと自覚しています。
今回急に体調を崩してしまったのも精神的な部分がかなり大きかったと思うので、
そうなる前に家族や友達に相談したり、赴任のことをいったん忘れて好きなことでリフレッシュしたりする時間をもっとしっかり取っておけばよかったと思います。

前もってコツコツと赴任準備を進めておく

引越しの準備やビザの取得、現地での物件探しや行政手続きなど、海外赴任が決まるとやらなくてはいけないことがそれはもういっぱい出てきます。
それぞれのタスクに優先順位をつけて、できることからどんどん前もって準備を進めていきましょう。
わたしは荷物の準備(持っていくもの・郵送するもの)に関するところをかなりギリギリまでできていなかったので、直前にかなりバタバタと準備することになってしまいました。
「赴任のための準備が整っていない」というのはけっこうストレスやプレッシャーの原因にもなるので、忙しい中でもなるべくコツコツと準備していくことをお勧めします。


以上、海外赴任の直前に出国できなくなってしまったときのお話でした。
みなさまも体調には気をつけて、ぜひ元気に渡航できることを祈ってます!

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