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戸締りが苦手な件について。

この件が今の生活の7割を占めている。

よくこれを他人に話すと脅迫性障害やといわれ、病院を勧められるけれど、病院に行く気はありません。
以前とても大好きな、親友と呼べた人が、心の病気になった病院通いをしていたけれど、飛び降りました(彼女は生きてました)。
また元夫の母は何十年も同じように病院通いしたり、入院したりしていたけれど、結局まだ病気です。
私は、一時的な薬でなんとかなるなら、病院に行こうと思うのですが、
これは性格的なところが大きいと素人判断をしたので、自分の生活で上手く付き合っていこうと思っています。今のところ大きな遅刻などの影響はないので、もう少しがんばれそうです。

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戸締りが苦手になったのは、誰も知っている人がいない地域で暮らしていた時やと思う。たぶん26歳くらい。
それまではひとり暮らしの期間も2年ほどあったが、当時付き合っていた元夫が転がり込んできたのであまり気になっていなかった。灰皿の確認くらい。メンタルも安定してたしね。
離れて暮らすようになって、平日休みの彼が水曜日に私の家に泊まりにきて、土日は彼の家に泊まるように行き来していた。

当時の仕事は楽しかったし、やりがいも給料も満足してたけど、至近距離で人が怒られたりすることが頻繁にあって、表面上は平気になっていたけれど、すごくストレスだったんだと思う。

自分の家は、社宅で、仕事に通うためだけの家!って思いが強くて、ずっと仕事をしている感覚やった。夢でも仕事をしていた。
だからか、戸締りに厳しくなった。戸締りも仕事のように感じていたのかも。
コンロはIHでほぼコンセントを抜いていたから、あんまり気にならなかったけど、当時はアパートの1階でオートロックもないところだったから、家の鍵を執拗に確認し出した。
ドアの前で何度もドアノブをガシャガシャして、出発しても1度は必ず戻る。自分の確認が足りなかったり、あり得ないけど何かの拍子に鍵を開けてしまってたりしないかな?って不安になってしまうから。
戸締りが怖くて、自分が信用できなくて、泣き出してしまう時もあった。

そのうち家を出る時に彼に電話して、一緒に確認してもらうようになったり、近所に住んでた会社の先輩が車で迎えにきてくれる時は一緒に確認してもらったりしていた。
あとで調べるとこれは代理型っていうらしい。

そこから仕事を辞めて、彼が住んでいた家に移った。その家は同じようなアパートの1階で空き巣に入られて、バルコニーのガラスが割れたままになっていて(今考えると彼はあかん人やな。。。笑)、ひとりのときは、ちょっと怖い家だった。

でもすぐに一緒に住むための、家に引っ越した。
そこはマンションの2階で、オートロックもあった。
2人で住んでいる時は、基本的にわたしが先に仕事に行くので、戸締りは気にならなかった。
何より心理的な安心感があったのが大きかったと思う。上手く行っていなかった実家の家族ではなく、自分で選んだ大好きな家族と暮らす安心感があった。
でも、結婚してふたりの関係が少しずつ悪くなっていくと、少しのことが気になりだす。

年末に旅行に行く時、前日まで大掃除していた時に出したゴミ。その中に彼がガス抜きしてないライターを捨てたと気づき、不安で取り出しに帰ったりしたことがあった。彼は呆れていたと思う。
それから旅行に行く時にガスの確認と灰皿の確認は一緒にめちゃくちゃやってもらった。
他にもあったと思うけど、忘れてしまった。

それでも別居になるまでは、自分が家を最後に出ないことが多かったので、そこまで気にならなかった。
別居し出してからは、メンタルはぐちゃぐちゃだったけれど、
自分のペースで部屋を片付けたりできるようになって、家が整理されればされるほど、火の元が気になった。

家を出る時にコンロのつまみを何度も確認する。
火がついていないのは明らかなのに。
そしたらつまみを触ってしまったから、何かの拍子にガスがついてしまってるかも、と思い最後は指差し確認(その頃は写真を撮るってことに思い至ってなかった。)する。
それを3ターンくらいする。
それから家を出る時にドアノブを確認する。2階だし、オートロックがあっても入ろうと思えばいくらでも入れるから。
でもまたガスが気になって中に入ったり。
不思議とその時はコンセントはそんなに気になっていなかったように思う。抜いてたかな??
戸締りにひどい時で30分くらい掛かったと思う。

ひとりで暮らすには広すぎる家だったし、自分ひとりの家じゃないって思いも強かったからかな。
すごくしんどかった。

そこから、家を出て今のお家に引っ越した。
今のお家は狭いけど、今の私に私にちょうどいいサイズ感!家具も最低限にしたから、週末の掃除も楽。
オール電化でガスの心配もない。オートロックもついてるし治安も良い。家賃も電気代も高いけど、満足してる。

この家に来てからは、少し確認作業がシステマチックになった。
家を自分の好きにできてるからかな。
前に少し書いたけれど、IHの写真を撮って家を出るのが習慣になった。電車に乗るお出かけをする時は必ず撮る。
あとはコンセントのスイッチをすべて切って、見えてるところのコンセントはできる限り抜く。
電気は全て消す。
電気関係の確認作業は2.3回、
玄関の鍵の確認は、1.2回で済むようになった。
調子が良いと5分くらいで家を出られるようになった!通常の範囲内と言えるのでは?
旅行とかの時はもう少し時間がかかるけど、泣きながら戸締りすることはなくなったし、助けてくれる人も居ないからね。

けどやっぱり悪化する時はする。
別れた彼氏の家に泊まることが多かった時期は、なかなか家を出られなかった。一晩家を空けることに、漠然とした不安があって、時間がかかって、乗るはずの電車に乗れなかったりした。

その彼には、そのことを説明して、むしろ泊まりにきて欲しいとお願いしてみたけど、あまり響かなかったみたいだった。
だって必死になりながら戸締りしてる人、あんまり想像つかないもんね。

普段から時間に余裕を持つ方なので、1.2本電車を逃しても遅刻しないけれど、
身支度に時間がかかるのと、戸締りに時間がかからのとでは、全然テンションの下がり方が違う。
戸締りに時間がかかってしまうということは、
自分に信用がないということだ。
でも家を出てしまえれば、意図的に戸締りのことは思い出さないようにしているから(思い出してしまって、何か不安な点が出てきたら、もう居ても立っても居られない状態になるしね。)、遅刻もないし、他人にもわからない。

最近は冷静に戸締りがつらいことを他人に説明できるようになったけど、自分で自分を信用できていない状態のしんどさは伝わらないし、それはわたしの問題やと思う。

長く付き合わないといけない問題だけど、生活の工夫で少しずつでも普通になれていけば嬉しい。
コンロの写真を撮り忘れる自分になりたい!笑

火の元の確認も、鍵の確認も普通のことやから、過剰にやれている自分は、時間に余裕が持てる人間やとここで褒めておこうと思います。
その上で、必要のない確認作業をやめていけるように、日々の生活とメンタルに余裕が持てるように。がんばる。

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