おにぎりかっせん!でした
いつにも増して不可解なタイトル。そしてヘッダは自分で食べたわけでもない居酒屋のおにぎり。
7月13日に。小純マアメさん・夕月ティアさん・歌与ポメさん・有栖川叶さんが突如結成したバンド「ONIGIRI KAWAII」(おにかわ)が初めて主催するバンド中心のVTuber対バンイベントです。
おにかわの対バンだからおにぎりかっせん!っていうタイトルだったんですねえ~。ってならねえよ。まずなんでONIGIRI KAWAIIなんていうバンド名なんだよ。せめて逆だろ。いや逆でもなんでおにぎりなんだよ。そもそも叶さんとウタヨポはまだしもマアメさんとティアちゃんは楽器未経験なんだよ本当にいきなりバンド組んでしかも対バンライブなんか主催して大丈夫なのかよ。
という疑問と不安を全て払拭する内容でありました。
真面目に考えてやってるに決まってたんですね。皆さんしっかり経験を積んでステージに立ってきた猛者のVSingerですからね。
いや本当に立派にやり遂げて……、ちゃんと立派なVバンドになっていて、本来期待されているものもしっかり押さえていて、本当によかった……。素敵なライブありがとう……。
どうなるのか心配だったというのとマアメさん本人が準備のために前週に配信を休みにしていたので本気なのが伝わったのもあって、博物ふぇすの準備を早めに終わらせる目途が立ってから急いでチケットと宿を取ったのですが、いや心配なんてすることなかったですね。純粋に4人の頑張りを受け止めて楽しむために行く、それでよかったんです。だって今までずっとそういうステージをやってきてますから。
あ、そうだ。叶さんはこのnoteで初めての登場なのでチャンネルを貼っておきますね。以下他の出演者さんも準じます。
そう、もちろん対バンですから他の出演者の皆さんも非の打ち所がない熱いライブを披露してくださいました!
初主催ライブでよくぞこれだけのメンバーを集めたものです。人望がある。
おっと、この画像プレビューだと「貝と蜃気楼」とおにかわ本人が見切れています。
バンドメインということで今までのVTuberのライブとは雰囲気が全然違ったり激しすぎたりするのかなっていう不安もあったんですけど、今まであまり聞いてこなかったタイプの音楽に触れる楽しさはしっかりありながらも、タイムテーブルの妙もあって意外なほど親しみやすかったのでした。まあそんなに初見でもないですし。
皆さんおにかわの客層に合わせてくれた面は多少あるかと思います。初心者の我々への温かいご対応大変ありがとうございました。
皆さん参加前におにぎりを食べる投稿をTwitter(現X)でしていたので我も我もと。メンバーの好きな具と少し違うのですが。
さて、ドリンク販売と物販がなんとかスムーズに進む会場に、おにかわメンバー(主にティアちゃんの物真似をやめないウタヨポ)のMCが流れて開演しました。
一番手は公募枠で唯一ソロの黒咲ルシアさん!
アニソンがメインのVSingerさんです。現地ライブでたびたび力強い歌声に接しており、実力は折り紙付きです。
今回もどうなるか謎なイベントの進む先を強く照らしてくれました!
続いてボーカルの竹雫(たけだ)まいさん&アコースティックギターの進撃の個人さんのユニット!
スクリーンに顔面ドアップ、いやもうほぼ口しか映っていないくらい迫ってきて進撃の竹雫と化しながら、アコースティックといってもフラメンコを思わせる激しいギターとともに熱唱を披露してくれました!
そしてYSS!YSS!
ノセることに親切なYSSが出演してるなら「いつもの現地イベントと違う雰囲気かも」なんて心配する必要は全然なかったんですねえ~。
精密でありながら温かい歌声とダンスミュージック、そして親切なコール!動き!ジャンプ!……はできない箱だったので、「ジャンプ!」っていうコールでした。
しかも今回新曲があり、普段とは違う一面も見られました!
ここから名実ともにバンドのゾーン!
LAUTRIV(ラトリブ)!
OVCのときにニアミスしていたので聞けてよかった!
一発目の「完全感覚Dreamer」でガッと会場の心をつかんで、ヘドバンを要求してくるバリッバリのバンドサウンドをお見舞いしてくれました。しびれました!
バーチャルの姿で演奏しているところが見られるっていうのもいいものですね。サポートの野中海さんが空中で座禅して回転しながら弾いている場面がありましたが……UFOが演奏してくれている……?
JOHNNY HENRY!
こちらもOVCで気になりつつ逃していたんですが、ボーカルのYAMADAさんはリーゼント・デカいサングラス・すごい肩幅の革ジャン……しかし喋ると意外と穏やか!いつもはもっとギラギラしたMCなんだそうで、合わせてくれてありがとうございます……。
力強くてなおかつ温かいロックンロールを堪能させてくれました。ブルースハープ(ハーモニカ)も披露していましたが、まさかVTuberのライブで生演奏で聞ける音だとは思っていなかったのでなんだかほっこりしてしまいましたね……。
貝と蜃気楼!!小宵さん!!
実写のスタジオで実写のメンバーに混じって小宵さんが立っている姿ですよ!コヨコヨはVSingerであり、やっぱりバンド・貝と蜃気楼の一員なんだ!
激しい音の中でしかし地下や内側が静かに燃え広がっているような、貝と蜃気楼の世界がどんどん展開されていき、カバー曲の「フレンズ」さえその中の1シーンとして取り込まれていました。
最後のポエトリーリーディング曲「落日」で唯一無二の情景を叩き付けて完了しました。ペンライトもスクリーンも青いのに赤い空が見えていました。
そしてとうとう、ONIGIRI KAWAII!!
しっかり楽器を持った姿でステージに現れた4人の1曲目は「夏祭り」!
なんだか納得感のある選曲ですが、文句のつけようのない演奏の出来栄えで我々の心配を払拭し、心から楽しませてくれました。4人が無事に演奏している姿が見られて本当によかった……。ウタヨポなんて3Dになって間もないですしね。
そして続くのは、一旦楽器を置いて、なんと2人1組のユニットになってのオリジナル曲です。ティアちゃんと叶さんでティアちゃんの「Raise The Flag」、そしてマアメさんとウタヨポでウタヨポの「ステップイン・フラッシュナイト」!せっかくこの4人で集まったんですからね。
選曲と組み合わせがあまりにも噛み合っていて最高でした。マアメさんがそこのセリフを……。
それと、これでおにぎりかっせん全体もおにかわの曲もおおむね「完全にバンドでやる曲」と「ソロやユニットの曲」で半々になっているという構図です。
再び楽器を取り「Don't say lazy」!イメージぴったりですね。「夏祭り」よりも激しい演奏ができるというところを見せてくれました。あまり練習風景を見せていなかった4人でしたが「見えないとこでバタ足」していたんだ……!
そして最後の曲は、なんとオリジナル曲!「バラバラ」、急にバンドを組んだことを表しているような曲名ですが、これはもうこのバンドに、特にボーカルのウタヨポにぴったりの素敵な曲だったということしかもはや覚えておらず……アーカイブで落ち着いて聞き直そう……。
ウタヨポがここ最近スケジュール詰めまくりで大変そうだったんですが、その甲斐あってか輝いてましたね。
素敵なステージをありがとう、おにかわ!
\アンコール!/\ポメ!/\アンコール!/\ポメ!/
\おーにぎり!/\おーにぎり!/
再び楽器を置いて4人が披露してくれたアンコール曲は、「ファンサ」!
そ、それはまぎれもないファンサだ!!
マアメさんにとって本当に本当に大事な曲なんですが、
これが「決定版」みたいな気がしていたんですよね。
ここでまた「マアメさんのファンサ」の歴史に新たな1ページが刻まれたのでした。
バンド曲ではないアイドル曲で最高に盛り上がってしまう我々もまあどうしようもなくオタクだなあ~って思っちゃったんですが、ともかく最後までありがとうございました!!
運営の皆さんも物販のかたはじめ本当に親切でまた4人のファンでもあって、ブラインドカンバッジのトレードにも応じてくれて(たまたま私が物販のかたのお目当てだったというウタヨポをダブらせたからなんですが)、温かいイベントでした。
今回泊りがけだったので初めて打ち上げに参加できました。みんなありがとう!