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Virtual Artist Fes「VRide!」Vol.3でした

千葉旅行の記事も進めなければいけませんが今だけはそれどころではないので。

10月29日に。バーチャルアイドルグループ「えのぐ」さんが、活動理念のとおりバーチャルアーティストのライブを一般的なものにするべく盛り上げるために主催しているライブイベントです。

応募があったアーティストの中からえのぐの皆さんが選び抜いてブッキングしているのですが、今回念願叶って小純マアメさんの出演となったのです。

……ライブレポっていつももう見れんものについて書いてるじゃないですか。この前のりふぇLIVEのときも1週間のアーカイブ期間に間に合いませんでしたし。

はい、VRideはYouTube配信の全編無料アーカイブがあります!!ゆ、許されるのかそんなことが!!

これで今この記事をお読みの皆様も同じライブが見られます!見られますが……同じ体験ができるとは申しますまい。
YouTubeで無料配信が見られる以上、現地ライブにはチケットを購入して会場に出かけ午後を過ごすだけの価値が確保されていてしかるべきです。
もちろんそこはバーチャルアーティストのライブを盛り上げていくという志のあるえのぐの皆さんの采配ですから、現地でお客さんを載せる・引き込む・巻き込む・盛り上げるのが上手いかたが集結しています。
おのずとそこには現地ならではの特別な体験が生まれ、「現地すりゃよかった!!」と思わせるイベントが完成しているのです。アーカイブでもお客さんの姿が映っているので分かるのではないかと。

……という、ここが世界の中心だと信じられる非常に熱い体験を第3回にしてようやく体験することができたのでした!
第3回ともなるとこれまで選考に選ばれなかったことのリベンジというかたも数人いらっしゃって、ブッキングという答えのないパズルに対する回答がドラマを生じつつありました。
マアメさんはトリから2番目、そしてトリは今月いっぱいで引退されてしまい今回が最後のリアルイベントとなる、音沼ロノエさんでした!

どんなライブだったかはアーカイブがある以上「見ろ」の一言で終わってしまうので、お一組ずつの感想を現地の様子多めでガッと書き連ねていきます!

えのぐさん!
白状すると、ひねった経路でこの界隈にやってきたためまだ全然えのぐさんに対する認識が浅いです……が、いきなり真打登場ということで会場は最初からヒートアップ、パフォーマンスも歌声、3人のフォーメーション含めたダンス、ともに流石の一言、一気にVRideの世界に引き込まれました!

竹雫(たけだ)まいさん!
いわゆるチビキャラの姿からのあまりにもかっこいい歌声で不意を突かれ、ただ者ではない出演者しか選ばれていないと思い知らされました。「ヒビカセ」に原曲の発表当時とはまた別の文脈が感じられました。

海月-Mituki-さん!
本日1人目の男性ラッパーです。現代人の悲しみに寄り添うようなリリックと熱い情念やしっとりした美しさが合わさって引き込まれました。「一旦ペンライト消して、いいなと思った時点で点けてください」……そんなんもう、すぐですよ、すぐ。

折咲もしゅさん!
赤髪バンギャVtuber!4曲ともカバー曲でしたがどれも本人が本当に良い曲だと感じているのがよく伝わりました!「シュガーソングとビターステップ」でお客さん同士肩を組むようにということで、曲の感じと合わさってフロアはまさにお祭り騒ぎでした。

揚羽胡蝶さん!
もしゅさんもロック寄りですが胡蝶さんもロックシンガーです。アイドルではなくロックシンガーなりのやりかたがあって、ステージとフロアは非対称でありなおかつライブを成り立たせるのは両方が不可欠……そんなことを感じました。「ダンスホール」ではフロアが大きな輪になって回転!本当にダンスホールに!

桜兎(おと)フルガさん!
ここからの4名はホープ枠で持ち時間が半分ですが印象はいささかも弱まるものではありません。元気でかわいくて楽しいアイドルをまっとうする姿に、こちらも絵に描いたようなドルオタの現場をやるのを楽しませてもらいました。

竜ノ羽(たつのは)スノウさん!
多分ドラゴン/フェアリーかドラゴン/こおりタイプ!渾身の「創世のアクエリオン(半分英語バージョン)」1曲を放ち、残りの時間は全てMCに当てていましたが、繊細な綺麗さと楽しくて可愛い感じが上手く共存していて、1曲でしっかり心に刻まれました。

星夜(セイヤ)さん!
今回初ライブだそうです。緊張は感じられるのですが、優しくて綺麗な歌声の魅力を発揮したまま駆け抜けました。本人の柔らかな人柄も大変癒しでした。

天使(あまつか)セウさん!
あらかわいい!幼い感じのお姿とお声ですがさらにお歌の実力も本物なので、可愛さに浸れる空間を確立していました。

猫目石ネモさん!

リアルはUMAIF2023以来!(あ、これ普段から配信などで見ているかただけ書いていますからね)ここからは比較的マトモな写真がある!
この人の澄んだ艶のある歌声も音楽的な幅もかなり好きですね……。
代表曲「NEMO」で描かれている世界がまさにその良さの体現なわけですが、この曲にはさらにUMAIF2023で完成したコールが付いています。積み重ねてきた縁がライブをさらに熱いものにしていました。UMAIFにもここにも来て本当に良かった……。

織姫はるかさん!

リアルはmeetup v以来でお歌のイベントはおたくこれみろ以来!
アニメの主題歌を思わせるパリッとした歌声と親不知を抜かずに済ませたことをいじられ続ける親しみやすい人柄、どちらも素敵です。あ、前列の人が持ってるの、竹なんですね。
後半の曲の前に「まだまだ旅しちゃっても大丈夫でしょうか!」っていう言葉のセンスがいいなあ……というところに出てきたのはハロウィン風の新曲「sweet & bitter」、ハロウィン曲って今時期だけのものですけど本当に良いですね。

奏音(かのん)リリィさん!

すみません白状します!(またか)ちぐっちゃんとマアメさんとロノエさんに備えて端で休憩しようとしてました!
でもリリィさんのパフォーマンスとMCがあまりにも崇高だったので最後の曲にはステージが正面から見えるところに出てまいりました。アクティブなお衣装だけど妖精の女王かなんかなんじゃないのかなこの人……。気高さにふさわしい天上の歌声でした。

nah(なー)さん!

「サインはB」でバーンと登場!研ぎ澄まされたダンスアイドルだっ!
と思って2曲目のオリジナル曲「Night Magician」も楽しんでいたら3曲目はなんと槇原敬之の「冬がはじまるよ」!?数あるクリスマス曲の中でも(まあまだハロウィン前ですが)これを選んでみんなでクラップして楽しめるほうに持って来れるセンスに脱帽しました。

葉柳ちぐささん!ちぐっちゃん!

後光のほうのお姿だ!
ジェットコースターみたいと言われているとおり可愛らしい曲から始まりつつ重厚なかっこいい曲、スピード感のある曲と、確かに揺さぶられました。
第2回までで選ばれずリベンジを果たした出演者もいますが、ちぐっちゃんは「アーティストであることが条件ならアーティストと名乗るに足りない自分では……」と尻込みしていたものの、やはり出ないで後悔し続けたくないと応募を決めたとのことです。立派なアーティストですよ!
最後は自分らしくとコンセプトどおりのチョコミントの歌「ユメヨイヤナギ」で素敵に決めてくれました。

……ここの転換でまあめいとの暗躍(UO(めちゃくちゃ明るいペンライト)とコール表の配布、ゾウのぬいぐるみとの記念撮影など)が挟まります。そして……、

さあ、ついに小純マアメさん!こずみん!!

1stオリジナルソング「Dreamers」で最初からマアメさんもまあめいともアクセルベタ踏み!コールもラスサビUOも完璧!ふっふふー!!
しかし今回は恐ろしいことにここからガンガン盛り上げていくのでした……!
2曲目!これまでのVRideで意外にもどなたもカバーしていなかったというえのぐさんの曲から「イレイザー☆ビーム」!!フロア爆発!!
3曲目「ファンサ」!マアメさんの推し・奏天(かなで)まひろさんとマアメさん本人を巡り合わせ共演までした大事な大事な曲!!私もマアメさんを知ったのはその共演のとき!泣くわこんなもん!!

Q.マアメさん、これ以上盛り上がる曲なんて持ってたか?
A.今回からは。

31日の活動3周年記念ライブ配信で発表するとされていた3rdオリジナルソング、「こずみっくあいどる」!!!
マアメさんに今までなかったタイプの底抜けに明るくて楽しいこの曲を今ぶつけなくてどうする!!
全力で歌うマアメさん!最後の力を振り絞って跳ぶまあめいと!こずみんこそ宇宙ナンバーワン!!

太陽かというくらい最高に温まったフロアを受け取るのは、おそろいのパーカーをまとったファンの列に迎えられた……

音沼ロノエさん!

男性ラッパー2人目ですがどちらかというとチルいほうです。しかしロノエさん自身の心のぬくもり、熱い思い、あらゆる熱がこもっています。
それはロノエさんのこれまでの歩みから来るものであることがリリックにはっきり表れています。
そして今回、前列に並んだファンだけでなくフロア全体がロノエさんの熱を受け取りロノエさんを包み返していました。
最後の曲にしてロノエさんの初めてのオリ曲「Be central」のサビでコールしたフレーズが、ロノエさんだけでなく今回のライブ全体を完全に表していました。

今世界の中心

音沼ロノエ「Be central」

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