ウイルスと生きる音楽
Corona virusがフィーチャーされた海外DJの楽曲や、星野源さんの「うちで踊ろう」など、コロナの影響で生まれた音楽が最近話題となっていましたが
個人的に気になった、音楽の新しい動きと思ったこと、を記録として書き残します。
TikTokを使ったライブ配信
全世界同時48時間ぶっ続けライブ配信
memo→ワンワールド感がここまで来たかって感じ。24時間テレビとは訳が違う。全世界で300万人が同じものを観ている。時差があっても、言葉が違っても。アーティストもそれぞれ家から配信している。ここで改めて音楽は共通言語なんだって思い知らされる。
Tiktokでは、もうひとつ。
世界的DJのSteve Aokiの自宅からの生配信。
memo→ これは日本のTiktokユーザーのみ視聴可能だった! 日本での知名度よりも、北米での知名度が圧倒的なのに、このタイミングで日本向けにプレイしてくれた事実がとても嬉しい。
あと、コメント欄でコミュニケーション取れるのもよかった。(”青木”のブルーハート💙コメントして!)とか、(流して欲しい曲のリクエスト送って〜!→即興でプレイに取り入れる)とか。そして意外と音質が良い....!!!
One World: Together at Home
memo→レディー・ガガが発起人で、WHOとGlobal Citizenが主催となったイベント。8時間リレー方式でのオンラインライブコンサートになった。
投げ銭方式で視聴者から募金を募るのかと思いきや、これはあくまでエンターテインメントということで、世界中がひとつになって協力することが目的だった。医療従事者はもちろん、家にいる市民も含め、この状況と戦っている人々だと捉えているとのこと。
アメリカは国民がチャリティへの関心も高いので、この制度は意外だったけれど、混沌としている情勢の中で「目的はエンターテインメント」と言い切れる清々しさが、人々の間に流れる気運を変えているようにも思えた。
結果として、パートナー企業や慈善家からの寄付で、日本円で約138億円(さすがアメリカ)が集まったとのこと。
各アーティストのライブ映像の解禁
memo→嵐やMr.ChildrenのライブをYouTubeで見られる日が来るなんて夢にも思わなかった。これは課金性にしても観たい人はかなりいると思う。(私は観たい....)
チケットを手に入れた人やDVDを買った人だけではなく、いわゆる「ニワカファン」がもっともっと音楽を楽しめるようになると思う。
また、個人的な楽しみ方として、コメント欄を見ること、がある。その音楽や映像を起点として、それぞれの想いを書き残していることに、新しい音楽コミュニケーションを感じる。
↑こういう、「ここが見どころだよ!」のコメントも、最高に楽しい。
思ったこと
もう、インターネットと音楽は切っても切れない関係になっている。
CDからデジタル配信への流れは今後加速すると、思う。
コロナがあって、今までの音楽の常識もきっと変わっていくはず。
たとえば、大人数でのライブはここ数年できなくなったら、ライブは配信になる。配信でも十分に楽しめるものだと、みんなが理解してきているから、きっと今は無料でもそのうち課金性になるだろうな。会場キャパが無いから、観客はものすごい数になる。どこにいても観られるから、世界中のコンサートが楽しめる。さらに会場費が必要ないとすれば、安価で開催できる。これで、VR技術がもっと進む。
たとえば、シングルリリースのタイミングで、アーティストが選んだ地元の特産物が届いても楽しいし、アーティストが選んだお花が届いても楽しい。いままで、「リリースイベント」だけだったものがもっと広がっていったら楽しそうだなと思う。
ここまでは、私の想像の話。
ここからは、現実の話。
たとえば、ヤバイTシャツ屋さんはPVをファンを作ろうとしてる。
たとえば、でんぱ組はリモートでPVを作っている。
技術的にはずっと前からできたはず。
だけど
必然性がなかったから誰もやっていなかった。
人と会うことや大勢で集まることは、かなりハードルの高いものになってしまったけれど、音楽から始まるコンテンツが、リリースイベント、握手会、コンサート、フェス......ぐらいだったのが、もったいなかったくらい、まだまだ音楽の領域は広がっていくと思う。
この夏、フェスはどう姿を変えるだろう?
アーティストが今年控えてるコンサートは?
年末の紅白はどうだろう?
ウイルスと生きる音楽は、カタチを変えていく。
音楽はいつでも寄り添ってくれる存在だと、また再認識しました。
突然のプレゼントは、お花orケーキがいちばん嬉しい人間です🍰🌹