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2024.08.08 【日本からベルリン編vol.1】
小さな頃からテレビ越しにみていた
海の向こうに広がる風景、人々に憧れを抱く子供でした。
陽気な音楽に合わせて映し出される様々な国の日常は私にとって非日常の暮らし。
少し大袈裟ですが実在しない夢の国のような感覚がありました。
身近にもジブリや本などの媒体を通して海外への憧れを高める要素はたくさんあったし、
父の影響でターシャテューダーをはじめとした日本とはまた違う自然豊かな暮らしにも興味を持ち、
幼少期から両親に連れられて美術館に行く機会も多かったので気がつくと海外の美術作品を好きになっていました。
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そんな私がデンマークに到着して早1年が経とうとしている今、
フォルケでの生活やこれまでの旅路の日々を振り返ろうと思います。
30歳までにデンマークのフォルケへ行く!という夢を掲げたのは若干二十歳の頃。
異国の地で言語も国も違う人たちと自分の好きなことをして過ごせるなんて最高じゃないか!
と、初めてフォルケホイスコーレについて知った時の高揚感は歳を重ねても消えることなく、
様々な出会いやタイミングが重なり、28歳目前の2023年8月に叶えることができました。
それまでは海外にも行ったことのなかった私が、突然遠い異国に行くと決めた時、
両親は特に反対もなく、快く受け入れてくれ、(父は直前になるにつれとても心配していたけれど。笑)
空港まで見送りに来てくれた両親と別れたあと、
ひとりで向かった機内はもうすでに日本ではありませんでした。
異国の言語が飛び交う中、英語もままならないのに不思議と冷静に過ごすことができたのはみんなからもらった手紙や言葉のおかげだったと思います。
乗り継ぎ地点のシンガポールに到着すると少しホッとするのと同時に、次の乗り継ぎは上手くできるかな、とすでに不安でいっぱい。笑
ただっぴろい空港内を右往左往して過ごし出発の4時間前になったころ、ベンチで一息ついていると隣に座っていたご夫婦と仲良くなりました。
オーストラリアに帰国するところだったお二人はとても気さくで、以前私が描いた絵を記念にプレゼントしたり写真を撮ってもらったり。
この国を超えた一期一会の出会いが
これから待っていると思うととてもワクワクしました。
それから約11時間の乗り継ぎも無事に終え、友人の住むドイツ・ベルリンへ到着。
空港に到着する直前、
見事に携帯の電池が切れましたが
出迎えてくれた友人夫婦にようやく会えた時は本当に嬉しかったなぁ。
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ベルリン、そしてデンマークへ向かうこの続きはまた次回◎