人が死ぬとき残るのは「得たもの」ではなく「与えたもの」らしい
教育学部で学んで3年。
このまま私は、教師になるのだろうか。
教師になりたくて、教育学部に入学したわけではなかった。
ただ、漠然と家族と子どもに興味があって、それに関する仕事ができればいいなと思って大学を探した。
あと絶対に国公立の大学に進学したかった。
ついでに自宅から通えれば、親の負担が減らせるのかなとも考えた。
それだけ。
もちろん、教育学部だから教員になりたくて勉強している人が多い。
私はこのまま安定を求めるのであれば教師になるのが一番いいと思っているだけ。
消去法で生きている。最悪だ。
この前なんかで
人が死ぬとき残るものは「得たもの」ではなく「与えたもの」である
という文を見た。
もともとない自信がさらになくなった。
私はこんな生半可な気持ちで教師になって、子どもに何を与えるのか。
子どもの人生の一端を担えるのだろうか。
ていうか、何を与えんの?
与えられるもんなくね???
みたいな感じ。
学生生活はあと1年半しかない。
同い年の違う学部の子たちは就活が始まって悩んでる姿を見るようになった。
そんな年代なんだ。
将来を考えなければならない。逃げることはできない。大学3年生。
私今、誰にも何も与えてないな。
得てばっかりで。
今死んだら、何も残らないのか。