出張申請ソフト
こんにちは、みのりです。
出張申請ソフトをデザインする、というBONOのお題に挑戦しました!
それでは、早速プロセスを記していきます。
0.内容の概要
マネーフォワードが提供している申請書の情報をベースとして、出張申請サービス(申請するところまで)のUIを作成しました。新型コロナの影響も考慮して、“コロナウイルスに関する証明書”も提出できる設定にしています。
- プロセス
1.要件定義
- 行動フロー
ユーザーの行動や心情を整理し、課題や解決すべき問題を書き出しました。
- 価値定義
現状とその達成を阻む要因を考え、価値定義シートを作成しました。
※リモートワークや出張が多いが、出張申請をするには会社に行かなければならない(紙ベース)企業を想定しています。
2.情報設計
定義したユーザー像の行動・心理を言語化し、UI画面に表示させるオブジェクトの特定・抽出をしました。
- オフジェクトを特定
行動フローから名詞を抽出し、必要なオブジェクトを特定しました。
- オブジェクトの抽出
特定したオブジェクトから、必要なページと構造を考え、整理しました。
3. 方向性の確認
- 参考サイト
行動予定入力画面が全く想像できず、ほとんどの出張申請デモサイトが非公開だったので、カレンダーや予約サイト等を参考にしました。
- 機能アイデア出し
ユーザーフローと参考サイトから得たヒントをもとに、アイデアをブレストしました。
<アイデア①: 行動予定をタイムスケジュール式で入力>
<アイデア②: サイドにウィジェット表示>
改めて出張申請の意図を調べてみると…
「必要以上に費用を使用していないか」という意図があるのであれば、行動予定入力画面のサイドにウィジェットを表示して、費用を随時可視化する(ECサイトのカートの中身がサイドに表示されているイメージ)のはどうだろうか?と考えました。
…が、可能な限りやすく抑える(=新幹線は1時間、電車は5時間かかるが、5時間かけて電車で移動しなさい)というのは私の認識違いだと気づき、アイデア②は没案に。
<アイデア③:承認状況が分かる>
- ペーパープロトタイプ
主要機能の画面デザインを決めるため、各ページパターンをブレストしました。
4. 具体化
- プロトタイプ(Ver.1)
最初に作成したデザインです。「何かおかしい」の“何か”を言語化できないまま、一区切りをつけ、BONOのカイさんに提出することに。
- フィードバック
丁寧に詳しく、フィードバックをしていただきました。今まで“なんとなく”でデザインをしていたことを痛感し…BONOに入会してよかった!UIデザインを学び始めて良かった!と興奮しました!
沢山のアドバイスをいただきましたが、中でも印象的だったのがこの3つ。特にWEBデザインとの違いにはハッとしました。
- プロトタイプ(Ver.2) 完成版
本当に必要なものは何か、なぜ必要なのかを改めて考えて、フィードバックを元にブラッシュアップを行いました。
▶︎ プロトタイプ(完成版はこちら)
<トップ画面>
色の使い方を大きく変更しました。緑は「オン」の意味を持たせています。
<申請① 基本情報を入力>
<申請② 行動予定を入力>
「💭日付選択といえば → 予定といえば → カレンダーといえば → 行動予定が入力できるじゃないか!」という連想から、Googleカレンダーを参考に作成しました。
カテゴリ選択について
カテゴリを選ぶときにより想起しやすくなるように、カテゴリ選択と色を連動させています。
<申請③ 書類を添付>
<申請④ 内容の確認>
行動予定で入力した内容が、ここで規定通りに反映されるよう、異なるカテゴリでも一貫性を意識して作成しました。
<申請完了>
申請完了ボタンを押すと、トップ画面に戻りトーストが表示されます。完了ページへ推移、もしくはモーダル表示を検討していましたが、ワンクリックしないと元のモードに戻れない必要性はないと判断しました。
<下書き保存>
左上のキャンセルボタンを押すと、下書き保存のモーダルが表示されます。下書き保存したデータは、トップ画面から確認することができます。
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