KRUMPのショーケースを見て泣く日が来るとは思ってなかった
お疲れ様です🐯
低迷期、なんとか抜けられたと思いますが、致命的にお金がないのでどっちみちしばらく引き籠り節約生活しようかなと思っています。
大きなイベントはひと段落つき、今は比較的落ち着いてます。が、また月末に大事なイベントがありマース。私がいいよって言ったら忙しくなって、もう無理よって言ったら暇になるようにしてほしいですね。(?)
今はトークサバイバーにどハマりしていて、シーズン3を最近やってるっぽいんですが、シーズン1から見始めています。やっぱりお笑い好きだな~と思うと同時に面白いってすごいな~と思いました。(笑)
私も面白くありたいです。
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この前、大学の学祭でダンスサークルのイベントがありました。
私は在校生の後輩から声を掛けてもらい、卒業生としてショーケースをしました。ありがたいことに毎年呼んでもらっていますが、その日だけは大学生に戻った気分になれてすごい楽しいです。今年も前夜祭から打ち上げまでずっと楽しかったです。
その中のショーケースの一つでKRUMPというジャンルのチームがありました。チーム名は『〇〇最強軍団』(〇〇はメンバーの一人の苗字)。この時点でふざけているのがわかりますね。
あ、まずKRUMPというジャンルについて軽く説明しておきます。
いまいちイメージが湧かない方もいると思うのでKRUMPというジャンルを炎上覚悟でわかりやすく説明すると、野蛮そうなゴリラのような男たちが野太い声で雄叫びをあげながら、力任せに拳を振り回したり地団駄を踏んだりするダンスです。(ほんまにすみません)気になる人はYouTubeとかで「KRUMP ダンス」と検索してみてください。(笑)
しかもクランプやってる人ってマッチョとか体が大きい人とかばっかりなんだけど、やっぱり迫力のためにみんな体づくりするのかな?そうだったらまじで尊敬します。
クランプのショーケースはすごい盛り上がるし自分もアツくなれるので、客席にいながらも私も野太い声で雄叫びをあげていました。
これでクランプというジャンルがどんなダンスなのか伝わったと思います。本題に戻りますね。
その『〇〇最強軍団』というチームには、サークルの部員でもなく、サークルの卒業生でもなく、県内で活動しているダンサーでもない人が一人だけいました。つまりダンス未経験者です。彼は大学4年生の野球部で、人生でダンスを一度も踊ったことがありませんでした。
なぜ彼がチームに参加しショーケースを踊ることになったのかというと、メンバーの一人である彼の友達がクランプメンバーで飲み会をしている時、偶然居合わせた彼とメンバー達が意気投合し、「お前も踊ってみるか?」の軽いノリで踊ることになったらしいです。
飲み会のノリで決めたことを本気で実行する人初めて見た。
決断の時は本当にノリと勢いだったかもしれませんが、練習風景を見る限り彼は毎回汗だくになりながら真剣な表情で必死に練習していたので、本気で取り組んでいることが伝わってきました。未経験者がダンスの基礎を習得しないまま(しかもクランプという癖のあるジャンルで)、いきなり人前でステージに立つということは本当に度胸がいるしそれなりの努力が必要です。彼はバイトの合間時間でも振り付けを練習し、周りのメンバーになんとか喰らいついて練習を重ねました。
その背景を知っていた私は、当日そのショーケースを見て泣きそうになりました。(気張ってなかったら泣いてた)感泣という言葉とは程遠いKRUMPというジャンルで(失礼?)人前で滅多に泣かないENTJの私が泣いてしまったんです。どういうこっちゃ。そりゃあ、振り間違いはちょこちょこあったし、動きのキレや形はスキル面で見てとても良いとは言えなかったんですが、そんなことどうでもいいんです。本番も彼の真剣さ一生懸命さがバチバチ伝わってきて、『よく頑張ったなぁ~』と感慨深くなり涙が出そうになりました。あと、彼への声援もすごくて、ショーケース中はずっと大盛り上がりでした。ショーケースが終わり隣で一緒に見ていた相方の方を見ると、彼女も泣いていました。(笑)
その後、打ち上げで彼を褒めまくりました。彼は私たちのショーケースもかっこよかったと褒めてくれました。(お前の方がかっこいいよ)(人生初ステージなのに他人のショーケース見れる余裕あるのすごいな)
久々に心にグッとくるものを感じました。彼の誠実な姿勢や努力を惜しまない所、メンバーの協調性や寛容さ、周りの人たちの温かさ、全部が良いものを引き合って生まれたショーケースでした。
喰らいました。
完全に喰らいました。
ほなまた
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