🕊沖縄体験記③🌺
沖縄体験記②の続きです。
沖縄陸軍病院南風原壕群20壕へやってきた私たち。
いざ、壕内を見学します。
1つ目の扉の中へ、
まだ外の灯りが差し込み土の臭いが漂う
そんな場所で当時の薬品が
そのまま残っているものを見ました。
壕に戻ってきた時に使えるよう、
土の中に埋めて脱出の時に壕を後にしたそうです。
こんな感じで、
中にはあかりが少しばかり差し込んでいるものだと思ってました。
何も不安を感じることなく見学できる
とも思ってました。
"では、中へ行きましょうか"
その言葉と共に開かれた2つ目の扉。
足がすくみました。進めないんです。
真っ暗でした。
そして中は、夏のじめっとした暑さとは違う…
身体にまとわりつくじめっとした空気。
突如入口で感じたのは、
先へ進む恐怖と不安。
人は暗闇に目が直ぐに慣れますが、
そんな簡単なものでもないです。
今まで経験したことの無い暗さで、
懐中電灯で照らしていても辛うじて見えるのは
1.5m先程でした。
懐中電灯がなければ、
至近距離でしか相手の顔が
見えないくらいだと思います。
ガイドさんのお話を聞きながら、
ベッドがあったであろう跡を辿り進んでいきます。
進むにつれ壕の長さに驚き共に
まだ明かりが見えない、まだ奥まであるのかと
不安で3人肩を寄せ合い進んでいきました。
ベッドがないこともあり、
3人肩を並べることはできますが、
ベッドがあると1人通るのがやっとだったそうです。
進んでいくと少し開けたところにたどり着きます。
ほかの壕との中継地点でもあり、
手術室として使われていた空間です。
麻酔なしで、
手足を切断する手術に立ち合う学徒たち。
どうか今日は手術がありませんようにと願っていたそうです。
さらに進んでいくと崩落が今も続いてるようで、
舗装されていました。
天井にはびっしりと水滴がついてます。
壕の中の湿度は、75％
前日に雨が降ったこともあり、
普段より湿度は低くそれほど暑くないと言われましたが、想像よりも暑く汗がかなり出ました。
壕の中は前日の天気により湿度も変わり、
快適さも変わるようです。
換気するのにも一苦労で、みんなで換気をしながら歌を歌っていたそうです。
ミュージカルの作中にも換気ダンスのシーンがありますので、是非‼️
舗装された壕の中を進んでいると扉が。
やっと、壕の反対側の出口に辿る着きました。
扉が開き外の光を見た時には、
ホッとしました。
また外の涼しさにそれまで感じていた息苦しさがすっとなくなりました。
体験自体は30分程度です。
息苦しく、暗く不安で、
外に出たいと強く願いました。
でも学徒隊の彼女たちは、
外に出ることも出来ず、休む間もなく兵隊さんの手当てをする。
それが当たり前だったことを想像するのは、
容易ではありません。
綺麗な病院で、看護婦さんのように、
兵隊さんのお世話ができることを誇らしく、
期待に胸弾ませた従軍。
現実の病院を見た時の恐怖、不安はどれほどか想像してもしたりません。
壕の見学の最後に、
陸軍病院の匂いを再現したものを嗅がせていただきました。
牧場などで臭う、糞尿の匂いを想像していたんですが、その想像を遥かに超える、凄まじい臭いでした。
例えることが出来ない程、
数秒嗅いでるのがやっとの程です。
これに慣れていく、
人間の適応力には恐怖を感じました。
壕の見学の後は、
外から見る跡地を紹介していただき、
学徒隊が卒業式を行った、三角兵舎や他の壕後を巡りました。
南風原文化センターへ戻り、
館内を見学後、
次の糸数アブチラガマへ向かいます。
ひめゆり学徒隊の一部が行った糸数分室。
そこで私たちを待っていたのは、
逃げられない悲しさと、僅かな明かりの幸せでした。
沖縄体験記④へ続きます🍀
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4月4日(木)18:30🌙
4月6日(土)18:00🌙
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今日は実寸稽古1日目です(*´˘`*)♡
大好きなのぶちゃんとの絡みもぜひ✨