The Problem of Assassin's Creed SHADOWS
この記事の目的
筆者は、アサクリ1のアルタイルから始め、アサクリシリーズを通して、にわかに世界のアレコレを楽しんできた。アサクリがでるぞーってなると、嬉々としてトレイラーに夢中になっていた。
今回の問題について、あまりにも、自分が好きな作品(世間では70点って言われるけどね)が大問題になっているので、事実ベースでできるかぎり中立な立ち位置から書きたいと思ったので書いている。
あまりにも大きく炎上しているアサシンクリードシャドウズに対して、何が問題なのかをまとめておく。後追いでにわかに問題の表層をさらっただけでは、某漫画家さんや、某ゲーム会社のコメントのように炎上してしまう。
そうならないためにも、知識はつけておいてほしい。
本記事は、怒りを冗長するものではなく、何がどう問題であるのか?を第三者視点でまとめたものとしてできるだけ書くつもりではいるが、随所に筆者の意見が載ってしまうことには目をつむってほしい。
事象1:主人公に黒人侍とアジア人女性キャラの登用
過去作品においては、同一民族での主人公を登用し、女性キャラ、男性キャラにおいても、同一民族間での町の探索から暗殺ミッションをこなしていくゲーム設計であった。
しかし、舞台が中国(アサシン クリード クロニクル チャイナ)と、今回問題になっているアサシンクリードシャドウズとアジアが舞台となるシリーズにおいては、「アジア人男性は主人公となっていない」
ユーザーの反発内容としては、「過去作では、同一民族であるのに、アジア人男性だけが、冷遇されている」といった声が存在する。
事実、これまでの、あらゆる地方では、その民族の男性が主人公になっていたのにアジア圏だけはなぜ?とも筆者は思う。
事象2:初の史実に登場する人物の起用
過去作においては、史実をベースに登場した人物は主人公となっていない。
女性キャラクター(こちらもプレイアブルキャラ)は、史実上は存在しない架空キャラであるが、「弥助」(プレイブルな男性キャラ)に関しては、歴史上の人物を初めて名前付きで登用した。
ユーザーの反発内容としては、事象1と複合して以下のような点が、あげられた。
「アジア人男性の服部半蔵とかではだめだったのか?」
黒人キャラクターが実名と実在をもって登場することへの反発
「史実のキャラクターではなくて、架空の黒人侍ではだめだったのか?」
黒人キャラクターが主人公として登場することは、面白いと考えているが、歴史を間違えて受け取るのではないかという反発
史実なのか、フィクションなのか?
この件に関してUbisoftは以下のようにコメントしている。
おそらくは、この部分を曲解されたにちがいないと思われる。
史実に忠実にしているという言葉が独り歩きししまったのはこのコメントからかとおもわれる。
のちに、本作のアソーシエイトナラティブディレクターを務めるブルック・デーヴィーズ氏にインタビュー
この段階では、すでにYasukeWikiは荒れており、最初のインタビューの学びになるの学ぶことができるの言葉狩りをされており、自体の収拾どころか、火にあぶらを注ぐ結果となってしまった。
事象3で語るが、歴史家や研究者などからのくだりに対して、本当に歴史考証をしているのか?といった疑問を呈する声が多数ある。
発展する海外の歴史の改ざん
上記の問題が発展し海外のWikiが改ざんされ「Yasuke」のWikiが、Yasukeは侍であったと記載されてしまう。(その結果、YasukeWikiが凍結)
各種海外掲示板では、弥助は侍という認知をまことしやかにしているユーザーが散見された。
「信長と弥助 本能寺を生き延びた黒人侍」の著者トーマス・ロックリー氏の文献が参考となっているとの声もあるが、それ以上に脚色した第三者の記載はあると思われる。
筆者としてのコメントであるが、「そもそも実在する人物を起用すればこういった問題には発展しなかった」と思う。
こういった海外のフィクションとリアルがわからないユーザーに対して、日本人が怒りを隠せなくなってしまった部分は大きいと思われる。
このような事象が発生したために、「史実上のキャラクターを利用されると日本の歴史が海外ユーザーから曲解されてしまう。」という認識を日本人に植え付けてしまった。
この件をうけて、「信長と弥助 本能寺を生き延びた黒人侍」の著者トーマス・ロックリー氏は以下のようにコメントをしている。
事象3:お粗末な時代考証
2024年7月4日現在のトレーラー
はっきり言って、ここに関しては日本人であれば突っ込みどころが多すぎて本当に時代考証をしたのかと言いたくなる部分しかないという意見が多い。
刀が右、左にワープ
春夏秋冬が、ごちゃまぜ
畳が現代風すぎるし、一般的ではない
シャチホコが多すぎ
なぜかお香をたいてる。
上下逆になっている。
このあたりほかの記事でも、見つけられると思うので、スクショははらない。
日本人、一般人日本人に見せただけでもこれだけ見つかる。本当に「歴史家や研究者などからのくだりに対して、本当に歴史考証をしているのか」という反発がおおいにでている。
フィギュア
なぜ、五七桐がまざっているのか?
豊臣家だが、日本政府も関与しているので、慎重に選んだほうが…
漢字
義の字が2つとも間違っている。
盗用コンセプトアート
明治時代の服装などが混在するので、安土桃山時代ではない。
AIによる収集がはいったのか?各所に、Googleたらすぐにでてきてしまうのはお粗末と言わざるを得ない。
山の奥のほうにガードレールがしかれている。
関ケ原鉄砲隊の写真が無断で入ってしまう。
事象5:UbisoftJapan日本向けトレイラーに中国字幕をつける
エビデンス残していなかったのだが、実際にリアルタイムでみていた。
さすがに日本文化のゲームを作っておいてこれはひどすぎるのではないだろうか
日本語と中国語の違いがわかっていないのは、完全にアジア人に対して、ごめんなさいをしないといけない場面であるが、この件に対してサイレント修正をしている。
事象6:Ubisoftの弁明
CEOインタビュー
冷静にみて、たしかにパートナーであったりチームメンバーに対する個人攻撃はよくないが、それ以前に会社としていうことがあるでしょうという面持ちの人の反発が多い。
このコメントに対しては、概ね好意的にはみられておらず、個人としての見解はおいておいて、この問題をどのように収束にもっていくのか?といったロードマップを示していったほうがいいのではないか?
ポリティカルコレクトネス(多様性)といっておきながら、歩み寄りの多様性はもとめられないのか?と筆者は大いに感じた。
IGNインタビュー
日本人が論じてる論点を的外れすぎる回答をしてしまった。
関連事象:ポリコレ作品との関連性
本記事では、極力ポリコレ問題には言及はしないでおくが、関連事象としてのポリコレ問題については触れておく。
筆者は弥助起用に関しては、ポリコレ問題とは切って考えている。
ただ、事実は述べておく必要があるので触れる。
周りでいわれているポリコレ活動団体「Sweet Baby Inc」とUBISOFTに関する関連性については、Sweet Baby incのHPが正しいとするのであれば、取引先としては存在するのであろう。
このツイートをみる限りでは、完全に関与しているのは、間違いはないと思われる。
悪名は高いが、ポリコレ波及した問題として、大きいのは、アサシンクリードといったゲーム性に問題があると思われる。
基本的にアサシンクリードとは、悪いお偉いさんを影で抹殺していくのが目標となるゲーム性だ。つまり、黒人を主人公に登用するとどういう展開が待ち受けるかというと、黒人に殺されまくるアジア人が溢れかえるわけで…
正直、ここまで頭が回らなかったのか?と苦言を呈したいのだが、確かにいろんな表現に対して寛容であったり、さまざまな人種が楽しめるようにといった試みは大いに結構だと思うが・・・弥助って固定してしまうと黒人固定化されてしまう。
筆者は肌の色が関係ないとは思っているが、大半の人は同色に勧善懲悪の成敗されるほうが心地いいのではないだろうか?
奈緒江がいるは詭弁で、アジア人男性は過去主人公登用がないのでそうは思わないのではないだろうか?
事実として黒人に、アジア人男性がバッタバッタと殺されていくシーンに対する反感はかなりあった。
これは完全に筆者の意見だが、黒人、アジア人、白人の主人公選択式のゲームつくれなかったんかね?なりたい自分にならせるだけでいいのでは?
筆者が考える日本視点での問題点
記載中…