こんな子どもはNTタイプ① - 論理の王国で輝く小さな思索家たち
ごきげんよう!M8小隊のT隊長です。
さて、皆さんお待たせしました。SJタイプ、SPタイプ、NFタイプと続いてきた「こんな子どもは○○タイプ」シリーズ、今回はいよいよNTタイプの子どもたちについて語っていきます。おなじみのカーシー博士の「Please Understand Me II」を元に、NTタイプの子どもたちの特徴や内面世界を探っていきましょう。
動画はこちら
NTタイプの子ども:小さな論理主義者たち
NTタイプの子どもたち。彼らは「小さな論理主義者」と呼べるかもしれません。アメリカの歴史上の偉人、ベンジャミン・フランクリンの幼少期のエピソードです。動画内で説明されていたのが分かりづらかったので僕なりに修正しました。
これ、まさにNTタイプの子どもの特徴をよく表しています。問題を見つけ、論理的に解決策を考え、それを実行に移す。でも、建設現場の石材を勝手に使うと言うルールを破ってしまったので叱られた。
NTの子どもたちの日常って、こんな感じなんです。
NTタイプの子どもの特徴:冷静で自己完結型
NTタイプの子どもたちは、他のタイプと比べてどちらかというと静かで自己完結的な印象を与えます。古代の医学者ガレノスは、このタイプを「黒胆汁質」と呼びました。要するに、「冷静沈着」ってことです。
でも、これが逆に周りの大人たちを困惑させることも。
感情表現が少ない子の場合、よそよそしく見えてしまうことがあります。
彼らに感情が無い訳ではありません。ただ、感情をコントロールしようと必死なだけなんです。
NTタイプの子どもたちは、他の子どもたちが活発に遊んでいる中で、少し離れた場所で静かに空を眺めていたり、自分の興味のある活動(例えば、本を読んだり、何かを組み立てたりすること)に没頭していたりする姿がよく見られます。自己完結的な活動を好む傾向を示しています。
NTタイプの子どもの内なる世界:予測とコントロールへの欲求
NTタイプの子どもたちは、世の中の出来事を予測し、コントロールしたいという強い欲求を持っています。彼らは「戦略家」として生まれてきたようなものです。
でも、ここで問題が。NTタイプの子どもたちは全人口の6%にも満たないんです。つまり、彼らのように考え、行動する大人のロールモデルがほとんどいない。だから、彼らは自分で道を切り開いていかなければならないんです。
NTタイプの子どもの興味:技術と戦略
NTタイプの子どもたちは、技術的なことや工夫することに強い興味を示します。例えば:
積み木やレゴブロックで複雑な構造物を作る
化学実験セットや電子工作キットに夢中になる
チェスなどの戦略ゲームを好む
コンピューターやビデオゲームに熱中する
彼らはこういった活動を通じて、自分の頭の良さや工夫する能力を示そうとします。そして、それが彼らの自尊心を高めるのです。
NTタイプの子どもの悩み:失敗への恐れと自責
NTタイプの子どもたちは、失敗を極端に恐れる傾向があります。彼らは自分に高い期待を抱いているので、うまくいかないと自分を強く責めてしまうんです。
また、言語発達の面でも特別な注意が必要な場合があります。例えば、アインシュタインは幼少期、文章全体を言えるようになるまで話すことを拒んだそうです。
NTタイプの子どもとの付き合い方:小さな論理主義者を育てるコツ
さて、こんな「小さな論理主義者」たちと付き合うにはどうすればいいのか?ここで、非公式のサバイバルガイドを紹介しましょう。
褒めるより励ます:「すごいね」より「頑張ったね」。彼らは自分の能力を評価されるより、努力を認められる方が心地よいんです。
失敗を恐れさせない:失敗も学びの一部だと教えてあげましょう。
適切な挑戦を:彼らの発達レベルに合った遊びや教材を与えましょう。難しすぎず、簡単すぎず。
自尊心を大切に:NTタイプの子どもは自分を責める傾向が強いです。自尊心を傷つけないよう気をつけましょう。
興味を尊重する:彼らの技術的、戦略的な興味を支援しましょう。それが彼らの成長の糧になります。
結論:NTタイプの子ども、小さな論理主義者たちの可能性
NTタイプの子どもたち。彼らは確かに扱いが難しいかもしれません。でも、その論理的思考と創意工夫の能力は、世界を変える可能性を秘めています。
彼らは将来、革新的な発明家になるかもしれません。あるいは、複雑な問題を解決する戦略家になるかもしれません。私たちにできるのは、彼らの可能性を信じ、その成長を見守ることです。
さて、みんなはどう思う?NTタイプの子どもたちについて、新しい見方ができたかな?もしかしたら、自分の中にも、あるいは自分の子どもの中にも、こんな「小さな論理主義者」的な一面があるかもしれないぞ。
次回は、NTタイプの子どもたちの興味深い特徴についてもっと詳しく見ていきます。お楽しみに!
ごきげんよう!